11月2日 防災庁が発足しました暮らしで変わることと、国の5つの要請

はじめての人へ

むずかしい言葉は、
使いません。
何が起きて、何をすればいいか。

まず、これだけ覚えれば大丈夫です。

  1. 1いつ起きるかは、
    誰にも分からない。
  2. 2太平洋側を中心に、
    広い地域に関わる。
  3. 3備えると、
    被害は減らせる。

南海トラフって、そもそも何?

そなえ

太平洋の海の底にある、長い溝のことです。ここで起きる大きな地震を「南海トラフ地震」と呼びます。

太平洋 陸の岩盤 海の岩盤 力がたまる境目
図は動きを分かりやすくしたイメージです。実際の大きさや速さとは違います。
  1. 1

    海の岩盤が、もぐり込む

    海の岩盤が、陸の岩盤の下へ、1年に数cmずつ沈み込んでいます。

  2. 2

    陸の岩盤に、力がたまる

    陸の岩盤も一緒に引きずり込まれて、少しずつ力がたまります。

  3. 3

    耐えきれず、跳ね上がる

    限界がくると陸の岩盤が跳ね上がり、大きな地震になります。これを繰り返してきました。

いつ起きるの?

そなえ

いつかは、誰にも分かりません。ただ、これまで100〜150年くらいの間隔で繰り返し起きてきました。

前回の地震から、いま約80年
これから30年以内に起きる確率
60%〜90%程度以上
別の計算のしかたでは20%〜50%です。国の地震調査研究推進本部は、備えるときは高いほうの数字を考えて、と呼びかけています。

「◯月に起きる」という話を見ても、日時は予測できません。まず気象庁や内閣府の発表を確かめましょう。

1707年広い範囲で
同時に起きた
1854年東と西で
約32時間の差で続いた
1944・46年東と西で
約2年の差で続いた
いま2026年

うちの町は?

町の名前で、
調べてみる。

国が「備えを進める」と決めた地域の一覧と、照らし合わせます。

押して試す

住所で、近くの危険と逃げる場所を見る

正式な名前は「南海トラフ地震防災対策推進地域」(723市町村、2025年7月1日現在)と「津波避難対策特別強化地域」(139市町村、2014年3月28日現在で2025年7月の答申でも変更なし)です。

起きたら、どうなるの?

そなえ

国が考えた「いちばん大きい場合」の想定です。場所によって大きく違うので、自分の町の危険も確かめましょう。

揺れ震度7

静岡県から宮崎県の一部で、立っていられないほどの揺れの可能性があります。

津波10m超

関東から九州の太平洋沿岸の広い地域で、大きな津波の可能性があります。

暮らし電気・水・ガス

止まることがあります。災害では、戻るまで1週間以上かかる例も多くあります。

こわい数字には、
続きがあります。

約29.8万人

国の想定の、最悪の場合に亡くなる人の数です。冬の深夜など、悪い条件が重なった場合の数字で、次に必ずこうなるという意味ではありません。国の報告書は、同時に「備えれば減らせる」と示しています。

備えると、これだけ減らせます。

約77%減

古い家を、地震に強くする

昭和56年以前の建物の場合。約73,000人 → 約17,000人

約66%減

家具を、倒れないように固定する

約5,300人 → 約1,800人(参考値)

7割減

全員が、すぐに逃げ始める

津波で亡くなる人。逃げ始めが遅い場合の約21.5万人から

どれも国の試算で、地震の型や時間帯などの前提があります。

揺れたら

この3つだけ、
覚えておいてください。

  1. 1

    まず、頭を守る

    丈夫な机の下など、安全な場所へ。無理に火を消そうとしなくて大丈夫です。

  2. 2

    あわてて外へ、飛び出さない

    外ではブロック塀や、落ちてくるガラスや看板に注意します。

  3. 3

    海の近くなら、すぐ高い所へ

    強い揺れや、弱くても長い揺れがあったら、情報を待たず、自分から逃げ始めます。

じゃあ、今日は何をすればいい?

そなえ

まずはこの3つです。お金をかけずにできます。全部を一度にやらなくて大丈夫ですよ。

  1. 1

    逃げる場所を確かめる

    住所を入れると、近くの危険と逃げる場所が地図で分かります。

    住所で調べる
  2. 2

    家族と、連絡のしかたを決める

    離れているときに起きたら、どう連絡するかを話しておきます。

    171の使い方
  3. 3

    寝る場所を、見直す

    倒れてきそうな家具から、布団やベッドを離します。

    家具の固定
できたら、次はこれ

水・食料・トイレを少しずつ備える。昭和56年以前の家なら、耐震診断を市区町村に聞いてみる。

うちに必要な量を計算する

順番はこのサイトの考えです。

ニュースで聞く「臨時情報」って何?

そなえ

いつもより大きな地震の可能性が高まったときなどに、気象庁が出すお知らせです。「必ず起きる」という意味ではありません。

まず最初に調査中

「今、調べています」という意味です。次のお知らせに注意します。

巨大地震警戒

一部の地域の人は、1週間避難します。対象の地域は市町村が決めています。ほかの人も備えを見直します。

巨大地震注意

避難はしません。備えを見直し、すぐ逃げられるようにして、普段の暮らしを続けます。

調査終了

普段の暮らしに戻れます。ただ、地震の可能性がなくなったわけではありません。

お知らせが出ないまま、突然起きることもあります。強い揺れや津波の警報があったら、お知らせを待たずに身を守り、逃げてください。

2024年8月8日には「巨大地震注意」が出ました。

買うなら、まず

この3つから。

人数分の量は計算機で確かめられます。

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よくある
質問

来月や来年に起きるという話は本当?

日時を言い当てることはできません。気象庁は、発生の時期や場所、規模を確度高く予測することは困難だと説明しています。うわさを見たら、まず気象庁や内閣府の発表を確かめましょう。

前ぶれはありますか?

必ず前ぶれがあるとは言えません。気象庁は異常な現象を見張っていて、観測されると臨時情報を出します。ただ、情報が出ないまま突然起きることもあります。

海から遠ければ関係ない?

津波の心配が小さくても、強い揺れの心配がある地域はあります。停電や断水のように、離れた場所でも暮らしに影響が出ることもあります。自分の町の危険はハザードマップで確かめましょう。

国の一覧に町が入っていなければ安心?

そうとは言えません。一覧に入っていなくても、地震の被害がないという意味ではありません。揺れや土砂災害の危険は、市区町村のハザードマップで確かめましょう。

お金をかけないとダメ?

そんなことはありません。逃げる場所を確かめる、家族と連絡方法を決める、寝る場所を見直すことは、今日お金をかけずにできます。

今日は、1つだけ。

住所と6問で、わが家で確かめたいことが分かります。

わが家の備えを診断する
このページの出典(15件・2026年11月1日確認)

公的機関の資料をもとに編集部がまとめました。専門家の監修は受けていません。お住まいの地域の情報は、市区町村の案内を優先してください。