
まず、これだけ覚えれば大丈夫です。
- 1いつ起きるかは、
誰にも分からない。 - 2太平洋側を中心に、
広い地域に関わる。 - 3備えると、
被害は減らせる。
南海トラフって、そもそも何?
太平洋の海の底にある、長い溝のことです。ここで起きる大きな地震を「南海トラフ地震」と呼びます。
- 1
海の岩盤が、もぐり込む
海の岩盤が、陸の岩盤の下へ、1年に数cmずつ沈み込んでいます。
- 2
陸の岩盤に、力がたまる
陸の岩盤も一緒に引きずり込まれて、少しずつ力がたまります。
- 3
耐えきれず、跳ね上がる
限界がくると陸の岩盤が跳ね上がり、大きな地震になります。これを繰り返してきました。
いつ起きるの?
いつかは、誰にも分かりません。ただ、これまで100〜150年くらいの間隔で繰り返し起きてきました。
- これから30年以内に起きる確率
- 60%〜90%程度以上
- 別の計算のしかたでは20%〜50%です。国の地震調査研究推進本部は、備えるときは高いほうの数字を考えて、と呼びかけています。
「◯月に起きる」という話を見ても、日時は予測できません。まず気象庁や内閣府の発表を確かめましょう。
同時に起きた
約32時間の差で続いた
約2年の差で続いた

うちの町は?
町の名前で、
調べてみる。
国が「備えを進める」と決めた地域の一覧と、照らし合わせます。
押して試す
住所で、近くの危険と逃げる場所を見る正式な名前は「南海トラフ地震防災対策推進地域」(723市町村、2025年7月1日現在)と「津波避難対策特別強化地域」(139市町村、2014年3月28日現在で2025年7月の答申でも変更なし)です。
起きたら、どうなるの?
国が考えた「いちばん大きい場合」の想定です。場所によって大きく違うので、自分の町の危険も確かめましょう。
静岡県から宮崎県の一部で、立っていられないほどの揺れの可能性があります。
関東から九州の太平洋沿岸の広い地域で、大きな津波の可能性があります。
止まることがあります。災害では、戻るまで1週間以上かかる例も多くあります。
こわい数字には、
続きがあります。
約29.8万人
国の想定の、最悪の場合に亡くなる人の数です。冬の深夜など、悪い条件が重なった場合の数字で、次に必ずこうなるという意味ではありません。国の報告書は、同時に「備えれば減らせる」と示しています。
備えると、これだけ減らせます。
古い家を、地震に強くする
昭和56年以前の建物の場合。約73,000人 → 約17,000人
家具を、倒れないように固定する
約5,300人 → 約1,800人(参考値)
全員が、すぐに逃げ始める
津波で亡くなる人。逃げ始めが遅い場合の約21.5万人から
どれも国の試算で、地震の型や時間帯などの前提があります。
揺れたら
この3つだけ、
覚えておいてください。
- 1
まず、頭を守る
丈夫な机の下など、安全な場所へ。無理に火を消そうとしなくて大丈夫です。
- 2
あわてて外へ、飛び出さない
外ではブロック塀や、落ちてくるガラスや看板に注意します。
- 3
海の近くなら、すぐ高い所へ
強い揺れや、弱くても長い揺れがあったら、情報を待たず、自分から逃げ始めます。

じゃあ、今日は何をすればいい?
まずはこの3つです。お金をかけずにできます。全部を一度にやらなくて大丈夫ですよ。
- 1住所で調べる
逃げる場所を確かめる
住所を入れると、近くの危険と逃げる場所が地図で分かります。
- 2171の使い方
家族と、連絡のしかたを決める
離れているときに起きたら、どう連絡するかを話しておきます。
- 3家具の固定
寝る場所を、見直す
倒れてきそうな家具から、布団やベッドを離します。
水・食料・トイレを少しずつ備える。昭和56年以前の家なら、耐震診断を市区町村に聞いてみる。
うちに必要な量を計算する順番はこのサイトの考えです。
ニュースで聞く「臨時情報」って何?
いつもより大きな地震の可能性が高まったときなどに、気象庁が出すお知らせです。「必ず起きる」という意味ではありません。
「今、調べています」という意味です。次のお知らせに注意します。
一部の地域の人は、1週間避難します。対象の地域は市町村が決めています。ほかの人も備えを見直します。
避難はしません。備えを見直し、すぐ逃げられるようにして、普段の暮らしを続けます。
普段の暮らしに戻れます。ただ、地震の可能性がなくなったわけではありません。
お知らせが出ないまま、突然起きることもあります。強い揺れや津波の警報があったら、お知らせを待たずに身を守り、逃げてください。
2024年8月8日には「巨大地震注意」が出ました。
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よくある
質問
来月や来年に起きるという話は本当?
日時を言い当てることはできません。気象庁は、発生の時期や場所、規模を確度高く予測することは困難だと説明しています。うわさを見たら、まず気象庁や内閣府の発表を確かめましょう。
前ぶれはありますか?
必ず前ぶれがあるとは言えません。気象庁は異常な現象を見張っていて、観測されると臨時情報を出します。ただ、情報が出ないまま突然起きることもあります。
海から遠ければ関係ない?
津波の心配が小さくても、強い揺れの心配がある地域はあります。停電や断水のように、離れた場所でも暮らしに影響が出ることもあります。自分の町の危険はハザードマップで確かめましょう。
国の一覧に町が入っていなければ安心?
そうとは言えません。一覧に入っていなくても、地震の被害がないという意味ではありません。揺れや土砂災害の危険は、市区町村のハザードマップで確かめましょう。
お金をかけないとダメ?
そんなことはありません。逃げる場所を確かめる、家族と連絡方法を決める、寝る場所を見直すことは、今日お金をかけずにできます。

このページの出典(15件・2026年11月1日確認)
- 気象庁「南海トラフ地震について」
- 気象庁「よくある質問集(南海トラフ地震臨時情報について)」
- 気象庁「地震から身を守るために」
- 気象庁「南海トラフ地震に関連する情報 発表履歴」
- 気象庁「南海トラフ地震のメカニズム」
- 地震調査研究推進本部「南海トラフで発生する地震」
- 内閣府「南海トラフ地震対策」
- 内閣府「南海トラフ地震防災対策推進地域 指定市町村一覧」
- 内閣府「南海トラフ地震防災対策推進基本計画の概要」
- 中央防災会議「南海トラフ巨大地震 最大クラス地震における被害想定について」
- 内閣府「南海トラフ地震の新しい被害想定と実施すべき防災対策」
- 内閣府「南海トラフ地震臨時情報防災対応ガイドライン」
- 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」
- 広報東京都 2025年9月号(携帯トイレ)
- 東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策」
公的機関の資料をもとに編集部がまとめました。専門家の監修は受けていません。お住まいの地域の情報は、市区町村の案内を優先してください。