11月2日 防災庁が発足しました暮らしで変わることと、国の5つの要請

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土砂災害発表 2026.09.30掲載 2026.11.01

2026年の土砂災害は全国1,211件 被害と前ぶれの見分け方

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  • bichiku編集部
1,211件全国の土砂災害9月30日時点の速報
1,112件がけ崩れ9月30日時点の速報
14人亡くなった方9月30日時点の速報
605件千葉県の件数9月30日時点の速報

SUMMARY

要点をまとめると

01国土交通省の速報では、2026年の土砂災害は9月30日時点で全国1,211件です。

02がけ崩れが1,112件と大半を占め、亡くなった方は14人です。

03千葉県と神奈川県に多く見られます。

04前ぶれなしで起きることもあるので、レベル4までに危険な場所から離れます(2026年11月1日時点)。

TO DO

今すぐやること

  1. 1自宅と職場が土砂災害警戒区域に入っていないか調べる
  2. 2崖や沢から離れた避難先を決めておく
  3. 3レベル3土砂災害警報が出たら、早めの避難を考える
  4. 4前ぶれの例を家族で共有する
  5. 5土砂キキクルの見方を覚える

そもそも土砂災害とは?

大雨や地震などで、斜面が崩れたり、土砂が流れたりする災害です。

たとえるなら水を含みすぎた砂山が、ある瞬間に崩れるようなものです。

  1. 1雨がしみ込む地中に水がたまり、土が弱くなります。
  2. 2強い雨や地震が加わるがまんしていた斜面に力が加わります。
  3. 3崩れる・流れるがけ崩れ、土石流、地すべりが起きます。

国土交通省「がけ崩れとその対策」「土石流とその対策」「地すべりとその対策」の説明をやさしくしました

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この記事の流れ

2026年の土砂災害は全国1,211件 被害と前ぶれの見分け方

読者

私の県は上位にありません。心配しなくていいですか?

件数の少ない県でも、斜面の近くでは起こり得ます。自宅の場所を、ハザードマップで見ておいてください。

そなえ

「うちの裏にも崖がある」「山の近くではないから関係ない」。土砂災害については、不安な方も、遠い話だと思っている方もいると思います。2026年は、都市の近くでも土砂災害の報告が相次ぎました。亡くなった方もいる災害なので、数字を落ち着いて見ていきます。

この記事は、国土交通省、気象庁、内閣府の公式資料を2026年11月1日時点で確かめてまとめました。被害の数字は2026年9月30日時点の速報で、確認中のものを含み、今後変わる可能性があります。

01この記事でわかること(3行まとめ)

  • 件数:9月30日時点で全国1,211件です。がけ崩れが1,112件で、大半を占めます。
  • 被害:亡くなった方14人、行方不明の方1人、けがをした方9人です。千葉県605件、神奈川県168件が多くなっています。
  • 動き方:前ぶれなしで起きることもあります。レベル4までに、崖や沢など危険な場所から離れます。

022026年の土砂災害は何件起きた?

国土交通省の「令和8年全国の土砂災害発生状況(9月30日時点)」によると、土砂災害の件数は全国で1,211件です。都道府県の砂防の部署からの情報を集めた速報で、確認中のものも含まれます。

種類件数
がけ崩れ1,112件
土石流等75件
地すべり24件
合計1,211件

03人や家の被害はどのくらい?

同じ資料の被害の数字は次のとおりです。

項目9月30日時点
亡くなった方14人
行方不明の方1人
けがをした方9人
家の全壊35戸
家の半壊10戸
家の一部損壊134戸

資料には、9月21日のがけ崩れについて、千葉県と神奈川県の6か所の状況が示されています。この6か所で亡くなった方は合わせて9人です。

04どの県で多い?8月末からどう増えた?

読者

私の県は上位にありません。心配しなくていいですか?

件数の少ない県でも、斜面の近くでは起こり得ます。自宅の場所を、ハザードマップで見ておいてください。

そなえ

件数が多い5つの県は、下の表のとおりです。8月31日時点の同じ資料とあわせて並べました。

県8月31日時点9月30日時点
千葉県371件605件
神奈川県50件168件
富山県42件44件
静岡県30件39件
広島県28件28件
全国の合計798件1,211件

今年の件数の増え方を、月末ごとの資料で並べると、次のようになります。亡くなった方の数も、9月に大きく増えました。

時点全国の件数亡くなった方家の全壊
5月31日65件0人0戸
6月30日283件1人4戸
7月31日406件3人5戸
8月31日798件3人7戸
9月30日1,211件14人35戸

全国の件数は、9月の1か月で413件増えました。千葉県だけで、全国の約半分(605件)を占めます。

大きな理由と考えられるのは、8月の千葉豪雨と9月の台風第25号です。国土交通省の別の速報では、千葉豪雨の土砂災害は305件(9月8日19時時点)、台風第25号の土砂災害は816件(10月16日時点)です。集計の時期や範囲が違うので、単純に足し引きはできません。

05今年の主な土砂災害は?

国土交通省は、大きな災害ごとにも速報を出しています。集計の時点や範囲が違うので、合計しても全国の件数にはなりません。

災害時点件数亡くなった方家の全壊
令和8年8月千葉豪雨9月8日19時305件なし4戸
令和8年台風第25号10月16日816件12人47戸
令和8年熊本地震9月8日12件なしなし

台風第25号の816件のうち、がけ崩れは806件、土石流等と地すべりは各5件です。けがをした方は8人、家の被害は全壊47戸、半壊38戸、一部損壊117戸と報告されています。9月30日時点の全国の資料に載っている9月21日のがけ崩れの例は、次の6か所です。

場所亡くなった方
千葉県鴨川市小湊3人
神奈川県横須賀市長井(2か所)3人
千葉県茂原市本納1人
千葉県山武市森1人
神奈川県三浦市南下浦町1人

全国の数字は、これからも増える?

9月30日時点の全国の数字は、最終の数字ではありません。たとえば、10月16日現在の台風第25号の資料では、千葉県が604件、神奈川県が188件、茨城県が9件、静岡県が5件、東京都が4件と報告されています。千葉豪雨の304件と合わせると、千葉県は9月30日時点の605件を大きく超えます。報告や確認が進むと、全国の件数も増える可能性があります。最新の数字は、国土交通省のページで見てください。

千葉県の月末の件数を見ても、7月31日時点の65件から、8月31日時点の371件、9月30日時点の605件へと増えました。5月31日時点で最も多かったのは新潟県の11件で、千葉県は5件でした。その年の大雨によって、件数の多い地域は大きく変わります。

大雨だけでなく、地震でも起きる

土砂災害の原因は雨だけではありません。7月28日の令和8年熊本地震に関する土砂災害は、9月8日時点の速報で12件(熊本県8件、宮崎県4件)で、すべてがけ崩れです。人の被害はなく、家の一部損壊は2戸と報告されています。国土交通省の砂防のページには、地震のあとに土砂災害の警報などを暫定的に運用する知らせも並んでいます。大きな地震のあとの大雨では、普段と違う運用になることがあると知っておくと役立ちます。

06がけ崩れ、土石流、地すべりはどう違う?

1,112件がけ崩れ斜面が急に崩れ落ちます。突然起きます。
75件(土石流等)土石流石や土砂が一気に下流へ押し流されます。
24件地すべり斜面がゆっくり下の方へ動きます。

件数は9月30日時点の速報

土砂災害には3つの種類があります。国土交通省の説明をもとに、違いを整理します。

種類どんなもの特徴
がけ崩れ地中にしみ込んだ水で土の抵抗力が弱まり、雨や地震などで斜面が急に崩れ落ちる突然起きる。家の近くで起きると逃げ遅れる人も多い
土石流山腹や川底の石や土砂が、長雨や集中豪雨で一気に下流へ押し流される流れの速さは規模によるが、時速20〜40km
地すべり斜面が地下水などの影響で、ゆっくりと下の方へ動く動く土の量が大きく、一度動き出すと止めるのは非常に難しい

2026年の1,211件のうち、約9割ががけ崩れです。がけ崩れは、高い山の奥だけでなく、住宅地のそばの斜面でも起きます。国土交通省のがけ崩れの説明は、突然起きるので、人家の近くで起きると逃げ遅れる人も多く、亡くなる人の割合も高いとしています。

3つのうち、地すべりは前ぶれが分かりやすい場合があるとされますが、種類を見分けてから動く必要はありません。どの種類でも、大雨のときは斜面や沢、川から離れることが基本です。

07どこに住んでいると注意が必要?

土砂災害のおそれがある場所は、都道府県が「土砂災害警戒区域」に指定しています。国土交通省の2026年6月30日時点のまとめでは、全国で721,014区域です。このうち「土砂災害特別警戒区域」は621,287区域です。種類別では、急傾斜地の崩壊(がけ崩れ)が482,534区域、土石流が222,068区域、地滑りが16,412区域です。

都道府県警戒区域の数
広島県(最も多い)47,897区域
千葉県20,451区域
東京都15,748区域
神奈川県10,319区域

今年の件数が多い千葉県や神奈川県にも、多くの区域があります。指定されていない場所が安全という意味ではないので、周りの地形も合わせて見てください。

08どんな前ぶれがある?

読者

前ぶれがなければ、逃げなくていいですか?

前ぶれがなく起きる場合もあります。レベル3やレベル4の情報と避難情報で動いてください。

そなえ
がけ割れ目、わき水、小石が落ちる、木の根が切れる音。
川山鳴り、濁り、流木、雨なのに水位が下がる。
地面ひび割れ、井戸の濁り、家や電柱の傾き。

前ぶれなしで起きることもあります

土砂災害の前には、次のような現象が起きることがあります。国土交通省の資料にある例です。

  • がけ崩れ:がけに割れ目が見える。がけから水がわき出ている。がけから小石がぱらぱら落ちてくる。がけから木の根が切れるなどの音がする。
  • 土石流:山鳴りがする。急に川の流れが濁り、流木が混ざっている。雨が降り続いているのに川の水位が下がる。腐った土のにおいがする。
  • 地すべり:沢や井戸の水が濁る。地面にひび割れができる。斜面から水がふき出す。家や擁壁(土留めの壁)に亀裂が入る。家や擁壁、樹木や電柱が傾く。

こうした前ぶれに気づいたら、周りの人にも伝えて、すぐに避難することが大切です。ただし、国土交通省の手引きは、前ぶれがなく土砂災害が起きる場合や、気づかない場合もあるとしています。また、がけに近づくのは危険です。前ぶれを確かめるために、外へ見に行かないでください。

09どの段階で避難する?

読者

夜に雨が強くなりそうです。いつ動けばいいですか?

レベル3土砂災害警報の段階で、早めの避難を考えてください。レベル3を経ずにレベル4が出る場合もあります。

そなえ
1早めにレベル3土砂災害警報早めの避難を心がけます。
2ここまでにレベル4土砂災害危険警報危険な場所から離れます。
3最も高い段階レベル5土砂災害特別警報直ちに身の安全を確保します。

2026年5月29日から、土砂災害に関する情報は、土砂災害に特化した名前になりました。以前の「土砂災害警戒情報」は「レベル4土砂災害危険警報」に変わっています。

情報とる行動
レベル3土砂災害警報まもなくレベル4の発表が見込まれる。早めの避難を心がける
レベル4土砂災害危険警報土砂災害警戒区域など、危険な場所から離れる
レベル5土砂災害特別警報災害がすでに起きている可能性が極めて高い。直ちに身の安全を確保する

気象庁は、状況が急に変わる場合は、レベル3を経ずにレベル2からレベル4が出ることも想定されるとしています。雨が強くなる前の情報も活用して、早めに動くことが大切です。

10今のうちに何を確認する?

  • 全国には、土砂災害警戒区域が721,014区域あります(2026年6月30日時点)。「山の中だけの話」ではないことを知っておきます。
  • 自宅、職場、学校が土砂災害警戒区域などに入っていないかを、市町村のハザードマップや「ハザードマップポータルサイト」で調べます。
  • 避難先と、そこまでの道を確かめます。崖や沢の近くを通らない道を考えます。
  • 避難先へ行くのが危ないときは、少しでも崖や沢から離れた建物に移ることを考えます。
  • 土砂キキクル(土砂災害の危険度を色で示す地図)を、スマホで開けるようにしておきます。
  • 高齢の家族や近所の人と、誰が声をかけるかを話しておきます。

11確かめる先・相談先

  • 警戒区域:市町村のハザードマップ、都道府県の砂防の部署、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」。
  • 今いる場所の危険度:気象庁の「土砂キキクル」。
  • 避難情報:住んでいる市町村のホームページ、防災行政無線、緊急速報メール。
  • 前ぶれに気づいたとき:周りの人に伝えて避難し、市町村の防災の窓口へ知らせます。命の危険が迫っているときは119番へ連絡します。
  • 最新の件数:国土交通省「令和8年に発生した土砂災害」のページ。月末ごとの資料が並んでいます。

よくある質問

2026年の土砂災害は何件ですか?

国土交通省の速報で、9月30日時点で全国1,211件です。確認中のものを含み、今後変わる可能性があります。

最も多い種類は何ですか?

がけ崩れで、1,112件です。土石流等は75件、地すべりは24件です。

どの県が多いですか?

千葉県605件、神奈川県168件、富山県44件、静岡県39件、広島県28件です。

前ぶれがあれば分かりますか?

前ぶれがなく起きる場合や、気づかない場合もあります。前ぶれだけに頼らず、レベル4までに避難します。

自宅が危ない場所か調べるには?

市町村のハザードマップや、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」で調べられます。

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出典(19件)

公的機関などの資料をもとに編集部がまとめました。専門家の監修は受けていません。

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