11月2日 防災庁が発足しました暮らしで変わることと、国の5つの要請

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停電・電源公開 2026.11.01

カセットコンロの防災備蓄|ボンベは人数別に何本?

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  • 一次資料 9 件
  • bichiku編集部
約6本1人1週間のボンベ農林水産省の目安
24本4人家族の1週間分6本×4人
約7年ボンベを使い切る目安製造から数えて
約10年コンロの買い替えの目安製造から数えて

SUMMARY

要点をまとめると

01カセットコンロの防災備蓄では、ボンベは1人1週間で約6本が目安で、4人家族なら24本です。

02ボンベは製造から約7年以内に使い切り、コンロは約10年以上で買い替えを考えます。

03室内の40度以下の場所に、キャップをして置きましょう。

04寒い季節は多めに考えます(2026年11月1日時点)。

TO DO

今すぐやること

  1. 1家のコンロの製造年を、本体側面の銘板で確かめる
  2. 2ボンベの缶の底の8桁の数字を見る
  3. 3人数×6本で、必要な本数を出す
  4. 4台所まわりの取り出しやすい場所に、キャップをして置く
  5. 5鍋の日に古いボンベから使い、使った分を買い足す

そもそもカセットボンベのローリングストックとは?

製造年月が古いボンベから普段使い、使った分を新しいボンベで補う備え方です。

たとえるなら冷蔵庫の卵のように、古い物を手前に置いて先に使うイメージです。

  1. 1置く人数×6本を目安に、室内の取り出しやすい場所に置きます。
  2. 2使う製造年月が古い物から、鍋や湯沸かしに使います。
  3. 3補う使った分を新しいボンベで買い足します。

日本ガス石油機器工業会「カセットこんろとカセットボンベは経年劣化します」の説明をやさしくしました。

この記事をスライドで理解する(6枚)

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この記事の流れ

カセットコンロの防災備蓄|ボンベは人数別に何本?

読者

鍋用の3本パックが1つあります。足りますか?

1週間分なら1人で6本が目安なので、1人でも足りません。人数別の表と比べて、少しずつ足しましょう。

そなえ

家にカセットコンロはあるけれど、いつ買ったか覚えていない。ボンベは鍋用に1パックだけ。そんな家は多いはずです。「ボンベを家に何本も置いて大丈夫なのか」と心配になる人もいるでしょう。電気やガスが止まったとき、お湯を沸かせるかどうかで、食べられる物は大きく変わります。

この記事は、農林水産省、日本ガス石油機器工業会(カセットこんろの業界団体)、NITE(製品評価技術基盤機構)の公式資料を2026年11月1日時点で確かめてまとめました。人数別の本数と、回し方の計算は、資料の数字をもとにこのサイトで計算したものです。

01この記事でわかること(3行まとめ)

  • ボンベは1人1週間で約6本です。4人家族なら24本で、寒い季節は多めに考えます。
  • 期限の目安があります。ボンベは製造から約7年以内に使い切り、コンロは約10年以上で買い替えを考えます。
  • 置き場所と使い方に決まりがあります。室内の40度以下に置き、大きな鍋で覆う、2台並べるなどの使い方はしません。

02なぜ防災にカセットコンロが必要なのですか?

電気やガスが止まっても、お湯が沸かせるからです。

農林水産省は、熱源があると災害のときの食の選択肢が大きく広がると説明しています。レトルト食品、カップ麺、袋麺、フリーズドライのスープ、パスタも食べられるようになります。温かい食事は体を温め、緊張や不安を和らげてくれるともしています。

農林水産省によると、ライフラインの復旧で最も時間がかかるのはガスです。オール電化の家でも、万が一のために用意しておくよう書かれています。

備えるのはコンロだけではありません。水、ボンベ、やかんや鍋がそろって、初めてお湯が沸かせます。農林水産省も、やかんや鍋まで含めて用意するよう書いています。

一緒に何を用意しますか?

  • 水:1人1日3リットルが目安です。湯せんや洗い物の水は別に要ります。
  • やかんと鍋:農林水産省が挙げています。工業会は、鍋にはフタを用意するよう書いています。
  • 洗い物を減らす物:ラップ、アルミホイル、紙皿、紙コップ、割り箸、使い捨てスプーン。農林水産省の要配慮者向けのガイドが挙げています。
  • キャンプの道具:工業会は、アウトドアの道具はそのまま災害時に役立つとしています。家にあれば、燃料の残りを確かめましょう。

03ボンベは家族の人数別に何本必要ですか?

読者

鍋用の3本パックが1つあります。足りますか?

1週間分なら1人で6本が目安なので、1人でも足りません。人数別の表と比べて、少しずつ足しましょう。

そなえ

農林水産省の目安は、1人1週間で約6本です。日本ガス石油機器工業会も、1人1週間で6本弱としています。3日分は割り算して切り上げました。

人数3日分1週間分3本入りで買うなら(1週間分)寒い季節を1.5倍で計算(1週間分)
1人3本6本2パック9本
2人6本12本4パック18本
3人8本18本6パック27本
4人11本24本8パック36本
5人13本30本10パック45本

3日分の計算は、例えば3人なら「6本×3人÷7日×3日」で約7.7本なので、切り上げて8本です。

冬は多めに考えましょう

日本ガス石油機器工業会によると、カセットこんろは気温の影響を大きく受けます。寒い季節は、真夏と比べて1.5倍くらいのボンベが必要になるとしています。表の右の列は、6本にそのまま1.5を掛けた計算です。農林水産省の6本がどの季節を前提にした数字かは資料に書かれていないので、大まかな目安と考えてください。寒い地域の方や、冬の備えを厚くしたい方の参考にしましょう。

ボンベ1本で何分使えますか?

共通の数字は、公式の資料では確かめられませんでした。機種や火力で変わり、工業会によると気温の影響も大きく受けます。お使いの機種の説明書やメーカーの仕様を確かめましょう。だからこそ、一度お湯を沸かしてみると、自分の家の感覚がつかめます。

ガスを節約するには?

工業会の案内では、鍋のフタの有無で、沸くまでのガスの量が大きく変わるとされています。お湯を沸かすだけなら、軽い鍋やケトルの方がガスを使いません。お湯を注ぐだけで食べられる物を中心にすると、火を使う時間も短くなります。

04使用期限はどこで分かりますか?

読者

使っていないコンロなら、古くても平気ですか?

ゴムの部品は使っていなくても劣化します。製造から約10年以上たっていたら、買い替えを考えましょう。

そなえ
約10年コンロ本体の側面の銘板シールを見ます。約10年以上で買い替えを検討します。
約7年ボンベ缶の底面の8桁の数字を見ます。約7年以内に使い切ります。

カセットコンロとボンベには、ガスもれを防ぐゴムの部品が使われています。工業会によると、ゴムは使っていなくても年月とともに劣化します。

目安製造年月の場所表示の読み方の例
コンロ製造から約10年以上で買い替えを検討本体の側面の銘板シール「13.04」なら2013年4月
ボンベ製造から約7年以内に使い切る缶の底面の8桁の数字「20131001」なら2013年10月1日

今日が2026年11月なら、計算は次のとおりです。

  • ボンベ:2019年11月より前に作られた物は、早めに使い切りましょう。
  • コンロ:2016年11月より前に作られた物は、買い替えを考えましょう。

家の奥から古いコンロが出てきたら、まず銘板を見てください。買った時期が分からなくても、書かれた数字で確かめられます。

05ボンベはどこに置けばいいですか?

読者

何本も置くと爆発しないか心配です。

工業会によると、人がいる環境に置いているだけで爆発することはありません。室内の40度以下の場所に、キャップをして置きましょう。

そなえ
室内の40度以下かキャップをして置きます。
取り出しやすいかキッチンやリビングまわりの低い棚に置きます。
湿気がないか流し台の水や湿気の影響を受けない場所にします。
車に置いていないか40度以上になる車内には置きません。

日本ガス石油機器工業会と農林水産省の案内は、とても具体的です。

  • 室内の40度以下の場所に、キャップをして置く。40度以上になると、こんろに付けるときに安全装置が働いて使えません。
  • キッチン、ダイニング、リビングの取り出しやすい場所に置く。
  • 流し台の水や湿気の影響を受けない場所にする。シンクの下に置くときは、湿気に気をつけましょう。
  • 物置、倉庫、押し入れに入れ込まない。さびや置き忘れにつながります。
  • 車の中に置かない。40度以上になる車内に置いてはいけません。
  • 暖房機のそばやガスこんろの近くに置かない。
  • 低い位置の棚に置く。農林水産省は、落ちてけがをしないよう低い棚を勧めています。コンロとボンベは同じ場所にまとめ、コンロは立てて収納すると場所を取りません。

工業会によると、人がいる環境に置いているだけで、ボンベが爆発することはありません。爆発の危険が生じるのは80度以上で、室内に置いておくだけでは爆発の危険はないとしています。必要以上にこわがらなくて大丈夫です。気をつけたいのは、車内や暖房のそばなどの高温の場所です。

暮らしに合わせた置き方の例

  • 一人暮らし:6本を台所の低い棚に。鍋をする人は、普段の分と分けずに回します。
  • 夫婦2人:12本をダイニングの収納に。コンロと同じ場所にすると探さずに済みます。
  • 4人家族:24本は場所を取ります。12本ずつ分けて、台所とリビングの収納に置く方法もあります。ただし、コンロのそばに使う分を置きましょう。

置く場所の例は、案内をもとにこのサイトで考えたものです。

06期限切れを防ぐには、どうすればいいですか?

11製造年を見る缶の底の8桁の数字を確かめます。
22古い物から使う鍋や湯沸かしに使います。
33使った分を買い足す新しいボンベで補充します。

ボンベも、食品と同じように回せます。工業会は「ローリングストック」で備えるよう案内しています。製造年月が古い物から普段の生活で使い、使った分を新しいボンベで補充する方法です。

どのくらいで一巡するか、計算してみました。使う本数は例です。

家族置く本数使うペース(例)一巡する期間
一人暮らし6本2か月に1本12か月
夫婦2人12本月に1本12か月
4人家族24本月に2本12か月

どれも、7年の目安までには十分な余裕があります。鍋をしない家は、年に1回「ボンベを見る日」を作りましょう。工業会は10月7日を「カセットこんろとボンベの日」としています。この日に製造年を確かめ、「防災鍋」を作る、と決めると覚えやすくなります。

07使うときに、やってはいけないことは何ですか?

禁止大きな鍋で覆う熱がこもり、ボンベが過熱します。
禁止2台並べる熱がこもり、ボンベが過熱します。
禁止IHの上で使う電源が入ると、ボンベが過熱します。
禁止テントや車の中で使う一酸化炭素中毒や酸欠になる場合があります。

日本ガス石油機器工業会とNITEが案内している注意点です。どれも、ボンベが熱くなりすぎる、ガスがもれるなどの事故を防ぐためです。災害のときも同じです。

やってはいけないこと理由
こんろ全体を覆う大きな鍋や鉄板を使う熱がこもり、ボンベが過熱して爆発することがある
2台以上並べて使う熱がこもり、ボンベが過熱して爆発することがある
電磁調理器(IH)の上で使う、置く間違って電源が入ると、ボンベが過熱して爆発することがある
指定のボンベ以外を使うガスもれや火災の原因になる
炭や練炭の火おこしなど、調理以外に使うボンベが過熱するおそれがある
陶板プレートや焼き網など、熱をためる物を使うボンベが過熱するおそれがある
ストーブなどの熱源の近くに置くボンベが過熱するおそれがある
テントや車の中で使う一酸化炭素中毒や酸欠になる場合がある

また、次の点も守りましょう。

  • 家具、壁、カーテンから15センチメートル以上離して使う。
  • ボンベは切り込みをガイドに合わせて、表示どおりにセットする。
  • ガスの再充てんをしない。火の中に入れない。
  • 屋外でも、狭い空間では換気に注意する。
  • 水入れ皿のある機種は、油や食品かすがたまらないよう掃除する。五徳や汁受けをひっくり返して使わない(NITE)。

NITEによると、平成22年度から26年度までの5年間に、屋外でのカセットこんろやボンベに関わる事故が7件あり、4件が火災を伴い、8人がけがをしました(平成28年7月1日現在)。キャンプや花見だけでなく、災害のときも慌てて使いがちです。普段から正しい使い方に慣れておきましょう。

地震のあと、すぐ使っていいですか?

農林水産省は、発災当日は余震でしばらく火が使えないことも考えられるとして、調理のいらない非常食を勧めています。カセットコンロは、余震が少なくなる頃から使えるとしています。そのため、ボンベと一緒に、火を使わず食べられる物も用意しましょう。

08お湯が沸かせると、何に役立ちますか?

食事のほかにも使い道があります。工業会は、体の汗や汚れを拭く、けがの手当て、煮沸消毒を挙げています。

食事では、次のような使い方があります。

  • パックご飯やレトルトを湯せんする。
  • カップ麺、フリーズドライのスープ、アルファ米にお湯を注ぐ。農林水産省のガイドによると、アルファ米はお湯で約15分、水で約60分でやわらかくなります。
  • 耐熱のポリ袋に食材を入れて湯せんする「パッククッキング」。農林水産省が紹介しています。要配慮者向けのガイドは、耐熱温度130度以上で湯せんに対応した食品用ポリ袋を挙げています。

断水の中では、お湯も大切な水です。湯せんのお湯は捨てず、体を拭くなどに回せないか考えましょう。農林水産省は、湯せんや洗い物の水は、1人1日3リットルの目安とは別に必要だとしています。

09失敗しやすいのはどんな点ですか?

  • コンロだけあってボンベが足りない。鍋用に1パックだけ、という家は人数別の表と比べましょう。
  • ボンベの製造年を見ていない。缶の底を見れば分かります。
  • コンロに合わない大きな鍋しかない。小さめの鍋ややかんを1つ用意しましょう。
  • 押し入れの奥にしまい込む。さびや置き忘れの原因になります。
  • 使い方を家族が知らない。一度、普段の日にお湯を沸かしておくと、ボンベの付け方が分かります。

10コンロはどう選べばいいですか?

順位ではなく、次の点を見ましょう。このサイトで整理した見方です。

  • 使う鍋の大きさに合っているか。家の鍋をのせて、全体を覆わないかを確かめます。
  • 指定のボンベがどれか分かるか。説明書を確かめます。工業会は、そのこんろ専用のボンベを使うよう書いています。
  • 収納する場所に入るか。箱のまま置くのか、棚に立てるのかを考えます。
  • 鍋が安定してのるか。買ったら一度お湯を沸かして、火のつき方も確かめます。説明書は箱に入れて一緒に保管しましょう。

コンロを暖房の代わりにしてもいいですか?

工業会の案内には2つの書き方があります。災害時の豆知識のページには、気温が低いときや夜間は、こんろの炎が暖房にもなるとあります。一方、安全な使い方のページは、調理以外の用途(炭や練炭の火おこしなど)に使わないよう書いています。このサイトでは、暖房を目的に使い続けることは勧めません。寒さには毛布やカイロを先に考えましょう。ボンベで使えるガスストーブも農林水産省のガイドで紹介されていますが、コンロとは別の製品です。

11古いボンベはどう捨てればいいですか?

  1. コンロで調理やお湯を沸かすのに使い、火が消えるまで使い切る。
  2. 缶を振って「シャカシャカ」と音がしないか確かめる。音がすればガスが残っています。
  3. 地域の取り決めに従って捨てる。

工業会によると、空に見えるボンベにも微量のガスが残っています。ガスが残ったまま捨てると、ごみ収集車や焼却施設で火災などの原因になります。ボンベが劣化して器具で使えなくなった場合のガス抜きの方法は、工業会が資料を公開しています。捨て方の細かい決まりは市区町村で違います。

12確かめる先・相談先

  • 製造年や使い方:本体の銘板、説明書、メーカーの窓口
  • 安全な使い方全般:日本ガス石油機器工業会のサイト
  • ボンベの捨て方:お住まいの市区町村のごみの案内
  • 製品の事故やリコール:NITEのサイト
  • 備蓄全体の量:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」

よくある質問

カセットコンロは家に1台あれば足りますか?

まず1台で始められます。2台以上を並べて使わないよう案内されています。大人数のときは順番に調理しましょう。

ボンベは家に置いていて危なくないですか?

工業会によると、人がいる環境に置いているだけで爆発することはありません。室内の40度以下の場所に、キャップをして保管しましょう。車内や暖房のそばは避けます。

製造から7年を過ぎたボンベは使えますか?

7年は使い切りの目安です。過ぎた物を見つけたら備えに数えず、メーカーや市区町村の案内を確かめて扱いましょう。

冬でも6本で足りますか?

寒い季節は真夏の1.5倍くらい必要という目安があります。6本に1.5を掛けると9本なので、冬の備えは少し多めに考えましょう。

カセットコンロを暖房に使ってもいいですか?

工業会の安全な使い方のページは、調理以外の用途に使わないよう書いています。豆知識のページには炎が暖房にもなるとありますが、暖房を目的に使い続けることは勧めません。毛布やカイロを先に考えましょう。

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次にやること

出典(9件)

公的機関などの資料をもとに編集部がまとめました。専門家の監修は受けていません。

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