ご注意この記事は訓練前の2026年11月1日時点の内容です。訓練の予定日は2026年11月5日でした。
SUMMARY
要点をまとめると
01緊急地震速報の全国訓練は2026年11月5日(木)10時頃です。
02テレビ、ラジオ、スマホの緊急速報メールでは原則流れません。
03自治体の防災行政無線や館内放送などで流れる場合があります。
04流れなくても、頭を守り安全な場所に動く練習はその場でできます(2026年11月1日時点)
TO DO
今すぐやること
- 111月5日10時頃の予定を確かめる
- 2家と職場の安全な場所を決めておく
- 3まず低く、頭を守り、動かないを約1分試す
- 4市区町村の訓練の内容を確かめる
- 5チェックシートで行動をふり返る
そもそも緊急地震速報とは?
地震の発生後、強く揺れる前に揺れが来ることを伝えることを目標とする情報です。
たとえるなら雷の光が見えてから音が届くまでの短い間に、身構えるようなものです。
- 1P波を検知する震源近くの地震計が速い波をとらえる
- 2自動で計算する震源や規模、揺れの強さを推定する
- 3S波の前に知らせる強い揺れが来る前の伝達を目指す
気象庁「緊急地震速報のしくみ」の説明をやさしく言い換えています。
この記事をスライドで理解する(6枚)
1 / 6緊急地震速報の訓練は11月5日10時頃 スマホは鳴る?
11月5日に私のスマホも鳴りますか?
緊急速報メールでは原則流れません。ただ自治体の防災メールやアプリでは、訓練と書かれた速報が届く場合があります。
そなえスマホや緊急速報メールは鳴る?テレビやラジオは?
訓練報が流れたらどう動く?当日の動き方
シェイクアウト訓練とは?
まず、これだけ。
- 111月5日10時頃の予定を確かめる
- 2家と職場の安全な場所を決めておく
- 3まず低く、頭を守り、動かないを約1分試す
- 4市区町村の訓練の内容を確かめる
「11月5日に緊急地震速報の訓練があるらしいけれど、スマホが急に鳴るの?」「仕事中に音が流れたら、本物かどうか分からない」。そんな心配がある人もいるでしょう。10月16日に実際の緊急地震速報で過大な発表があったばかりなので、気になる人もいるかもしれません。
この記事では、気象庁、内閣府、消防庁の10月29日の発表と、気象庁の訓練のページを2026年11月1日時点で確かめた内容をまとめました。何で流れて何で流れないのか、そして当日どう体を動かせばいいのかを整理します。天候や地震の状況で中止になることもあるので、当日は気象庁のホームページも確かめてください。
01この記事でわかること(3行まとめ)
- 訓練は11月5日(木)10時00分頃です。この日は「津波防災の日」「世界津波の日」で、その取り組みの一環です。
- テレビ、ラジオ、スマホの緊急速報メールでは原則流れません。防災行政無線、館内放送、専用の受信端末などで流れます。
- 音が聞こえなくても練習はできます。その時間に、または都合のよい時間に、身を守る動きを試してみましょう。
0211月5日の緊急地震速報の訓練はいつ、何をする?
気象庁は令和8年11月5日(木)10時00分頃に、訓練用の緊急地震速報(訓練報)を配信します。訓練報を受けた国の機関、地方公共団体、学校、民間企業などが、防災行政無線や建物の館内放送、専用の受信端末などで知らせます。参加する人は、それに合わせて安全な場所に移動するなど、身を守る行動の訓練をします。
緊急地震速報は、地震の発生後、強く揺れる前に揺れが来ることを伝えることを目標とする情報です。ただし、速報が出てから強い揺れが来るまでの時間は数秒から数十秒しかありません。その短い間に慌てずに動くために、日頃の訓練が大切だと気象庁は説明しています。
全国的な訓練は平成20年度から毎年2回行われています。今年の1回目は6月17日に終わりました。2回目にあたる11月頃の訓練は、国や自治体に加えて民間企業なども幅広く対象にしています。
03スマホや緊急速報メールは鳴る?テレビやラジオは?
11月5日に私のスマホも鳴りますか?
緊急速報メールでは原則流れません。ただ自治体の防災メールやアプリでは、訓練と書かれた速報が届く場合があります。
そなえ自分の地域の内容は市区町村に確かめましょう。
多くの人が一番気にする点です。気象庁の説明は次のとおりです。
| 受け取る手段 | 訓練の扱い |
|---|---|
| テレビ、ラジオ | 流れない(一部のコミュニティFMなどを除く) |
| スマホの緊急速報メール、エリアメール | 流れない。ただし一部の市区町村で、訓練用の避難指示等を配信する場合がある |
| 自治体の防災メール、災害情報アプリ | 登録先やアプリによっては、訓練と明記した速報が流れる場合がある |
| 防災行政無線 | 市区町村によって異なる |
| CATV放送、コミュニティFM | 一部の市区町村で放送される場合がある |
| 職場や施設の館内放送 | 参加している機関が流す |
| 専用の受信端末 | 端末の設定や配信事業者によって異なる |
つまり、スマホが一斉に鳴る訓練ではありません。ただ、例外があるので、自分の市区町村の内容は市区町村に確かめると確実です。お手持ちのアプリや端末の動きを詳しく知りたいときは、端末のメーカー、配信事業者、防災メールを運用する自治体の担当者に尋ねるよう案内されています。
もう1つ知っておきたい点があります。この訓練では全国の受信端末を起動させるために、震源の内容が異なる複数の訓練報を、10数秒程度の短い間に続けて配信する計画です。端末によっては音が短時間に続けて鳴るかもしれません。
04どれくらいの人や機関が参加する?
10月29日の発表による参加の予定は次のとおりです。
| 区分 | 数 |
|---|---|
| 地方公共団体 | 全都道府県47団体と市区町村1,740団体、合計1,787団体 |
| 行動訓練や情報伝達訓練を行う団体 | 894団体 |
| 住民参加型の訓練を行う団体 | 152団体 |
| 防災行政無線等で住民に伝える団体 | 779団体 |
| 国の機関 | 中央省庁24府省庁、地方支分部局等556組織 |
| 訓練報を配信する事業者 | 14事業者 |
| 民間企業・各種団体等 | 738か所 |
受信の確認だけを行う団体は893団体です。つまり、自治体が参加していても、近くのスピーカーから音が流れるとは限りません。住民参加型の152団体の内訳は、緊急地震速報への対応訓練が140団体、避難訓練が42団体です(重複があります)。参加を予定する団体の一覧は発表資料の別紙に載っています。また、災害対応などで内容が変わることがあるとも書かれています。
05訓練報が流れたらどう動く?当日の動き方
運転中に音が聞こえたら止まるべきですか?
急ブレーキはかけず、ゆるやかに速度を落とすのが基本です。訓練で危ない動きをしないようにしましょう。
そなえ- 音や放送に気づいたら、周りの人に声をかける
- 周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保する
- 揺れが収まったと想定するまで、その場で安全を保つ
- 終わったら、うまく動けたかをふり返る
気象庁は、緊急地震速報を見聞きしたときの基本を「まわりの人に声をかけながら、周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保する」こととしています。揺れを先に感じたときも、行動の内容は同じです。場面ごとの例は次のとおりです。これらは例で、実際に必要な行動は場面によって異なります。
| 場所 | 行動の例 |
|---|---|
| 家庭 | 頭を守り、丈夫な机の下など安全な場所に避難する。あわてて外に飛び出さない。無理に火を消そうとしない |
| 人が大勢いる施設 | 係員の指示に従う。あわてて出口に走り出さない |
| 車の運転中 | あわててスピードを落とさない。ハザードランプをつける。急ブレーキをかけず、ゆるやかに速度を落とす。大きな揺れを感じたら道路の左側に止まる |
| 電車やバス | つり革や手すりにしっかりつかまる |
| エレベーター | 最寄りの階で止めて、すぐに降りる |
| 街中 | ブロック塀の倒壊に注意する。看板や割れたガラスの落下に注意する。丈夫なビルのそばならビルの中に避難する |
| 山やがけの近く | 落石やがけ崩れに注意する |
運転中の人は、訓練だからといって急に車を止める必要はありません。訓練を理由に危ない動きをしないよう注意しましょう。
06シェイクアウト訓練とは?
シェイクアウト訓練とは、決められた日時に、それぞれがいる場所(職場、学校、外出先など)で、地震から身を守る3つの行動を約1分間行う訓練です。「効果的な防災訓練と防災啓発提唱会議」が、この11月5日の訓練に合わせて全国的に行うよう呼びかけています。
- まず低く
- 頭を守り
- 動かない
特別な道具はいりません。音が聞こえなくても、時計を見て10時頃に試せます。登録の方法などは、同会議のホームページで確かめられます。市区町村の住民参加型の訓練でも、シェイクアウト訓練を含めて揺れから身を守る訓練を行うところがあります。
07訓練の前に確認しておくこと
- 訓練の日時と、自分が受け取る手段を把握する(館内放送、自宅の受信端末、防災行政無線など)
- 屋内の安全な場所を決める(もぐりこめる丈夫な机、落ちてきそうな物や倒れそうな家具がない場所)
- 屋外の危険な場所を思い浮かべる(普段歩く道の、倒れそうな物など)
- 訓練のときに必要な行動を書き出す
これは気象庁などの「緊急地震速報訓練行動チェックシート」の内容です。安全な場所は、訓練のときにいる場所に関わらず、屋内と屋外の両方を確かめるよう書かれています。訓練の後には、速報を受け取れたか、あわてずに身の安全を確保できたか、決めていた行動をとれたかをチェックします。
緊急地震速報の音を知っておくことも役に立ちます。テレビやラジオ、防災行政無線などで使われる「チャイム音」と、携帯電話会社に共通の「ブザー音」が主なものです。音をすぐに聞き分けられると、内容を読むより先に動けます。
08音が流れない人はどう訓練する?個人でできる方法
気象庁は、緊急地震速報を活用した訓練には大きく2つのやり方があるとしています。1つは自治体や行政機関などの訓練に参加する方法です。防災行政無線の放送が聞こえたら身を守る、行政機関の建物で館内放送があれば係員の指示に従って動く、といった形です。
もう1つは個人で行う方法で、次のようなものが紹介されています。準備は自分で行いますが、いつでも好きなときに試せます。
- 民間事業者から受信端末に配信される訓練用の速報に合わせて動く(事業者によって異なる)
- 受信端末にボタンなどで試せる訓練用の機能があれば、音や内容を確かめて動く
- 気象庁の訓練動画を使う。スマートフォンで受信する場面を想定した動画がホームページに載っている
家族がいる人は、動画を流して一緒に動いてみると、どこに逃げるかの違いが話し合えます。
09当日参加できないときや、中止のときは?
その時間は会議です。参加できませんか?
都合のよい日時に行ってかまわないと案内されています。動画や教材も使えます。
そなえ10時頃に参加できない人は、自分の都合のよい日時に行ってかまわないと気象庁は案内しています。気象庁の訓練のページでは、訓練に使える動画や教材も紹介されています。受信端末がなくても訓練はできます。
気象や地震活動の状況によっては、訓練報の配信が急に中止になる場合があります。中止を決めた場合は、気象庁のホームページなどで速やかに知らされます。また、気象庁の訓練報を使わない機関では、10時頃以外の時間に訓練が行われる場合があります。「違う時間に音が聞こえた」というときは、その場の案内を確かめましょう。
訓練の日に本物の地震が起きる可能性もゼロではありません。「訓練だから」と決めつけず、音が流れたらまず身を守ることを優先してください。放送に「訓練」と入っているかを確かめるのは、そのあとで十分です。
10訓練のあとに続けたい地震の備え
緊急地震速報には限界があります。震源に近い場所では、強い揺れに間に合わない場合があります。予想には誤差もあります。10月16日には、実際にはほとんど揺れなかった地震で、広い範囲に警報が出た例もありました。だからこそ、速報に頼りきらない備えが大切です。
気象庁は、ふだんから家屋の耐震化や家具の固定などで地震に備えるよう呼びかけています。訓練で「ここに逃げよう」と決めた場所に倒れてきそうな物がないか、寝室や職場の机のまわりも見直しましょう。
11確かめる先・相談先
- 訓練の詳細と中止の案内:気象庁「緊急地震速報の訓練(令和8年11月5日)」のページ
- 防災行政無線などの内容:お住まいの市区町村の防災担当
- 端末やアプリの動き:端末のメーカー、配信事業者
- 国の機関の訓練の問い合わせ:気象庁 地震津波防災推進室 03-6758-3900(内線5158)
- 地方公共団体の訓練の問い合わせ:消防庁 防災課 震災対策係 03-5253-7525(内線43132)
よくある質問
11月5日の訓練は何時からですか?
10時00分頃に訓練報が配信されます。機関によっては別の時間に行う場合があります。
スマホの緊急速報メールは鳴りますか?
原則として流れません。ただし一部の市区町村で、緊急速報メールによる訓練用の避難指示等の配信が行われる場合があります。
テレビやラジオで流れますか?
流れません。一部のコミュニティFMやCATV放送は例外です。
住んでいる地域で放送がありますか?
防災行政無線で流れるかは市区町村によって異なります。お住まいの市区町村に確かめてください。
登録しないと参加できませんか?
身を守る動きの練習は登録なしでもできます。シェイクアウト訓練の登録は、同会議のホームページで確かめてください。
中止になることはありますか?
気象や地震活動の状況によって急に中止になる場合があります。気象庁のホームページなどで知らされます。
用意するなら
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次にやること
出典(7件)
- 気象庁「令和8年11月5日(木)に緊急地震速報の訓練を行います-訓練参加機関をお知らせします-」
- 気象庁・内閣府・消防庁 同資料全文(PDF)
- 気象庁「緊急地震速報の訓練(令和8年11月5日)」
- 気象庁「緊急地震速報を活用した訓練について」
- 気象庁「緊急地震速報を見聞きしたときは」
- 気象庁「緊急地震速報のしくみ」
- 気象庁「緊急地震速報の特性や限界、利用上の注意」
公的機関などの資料をもとに編集部がまとめました。専門家の監修は受けていません。

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