SUMMARY
要点をまとめると
01ホタルクスの防災用LEDシーリング7機種は回収の対象です。
02カバーを外した本体の器具ラベル、リモコンのN-4087、停電検知送信機のN-4088-Qで見分けます。
03対象の人は、消費者庁の呼びかけどおり使用をやめて窓口に連絡します。
04火災の原因は調査中です(2026年11月1日時点)。
TO DO
今すぐやること
- 1リモコンにN-4087と書いてあるか見る
- 2コンセントの停電検知送信機にN-4088-Qと書いてあるか見る
- 3器具ラベルの型番を7機種と見比べる
- 4対象なら使用をやめ、0120-001-253に連絡する
そもそも非常点灯用バッテリーとは?
停電のときに明かりをつけるため、照明器具の本体に入っている電池です。
たとえるなら停電のときだけ出番が来る、照明の中の予備の電源のようなものです。
- 1ふだん照明器具の本体に、電池が内蔵されています。
- 2停電停電検知送信機が停電を見つけます。
- 3点灯内蔵の電池で明かりをつけます。
消費者庁の公表資料(令和8年2月20日)の記載をもとに、やさしくしました。仕組みの細部はホタルクスの取扱説明書で確かめてください
この記事をスライドで理解する(6枚)
1 / 6防災用LEDシーリングの回収 ホタルクス7機種の型番と手順
ホタルクスの照明なら全部対象ですか?
いいえ。防災用LEDシーリングの7機種で、決まったリモコンや送信機を使うものが対象です。
そなえ見分ける3つの場所を確認する
持っている人が今やること
停電の明かりをどう備え直しますか
まず、これだけ。
- 1リモコンにN-4087と書いてあるか見る
- 2コンセントの停電検知送信機にN-4088-Qと書いてあるか見る
- 3器具ラベルの型番を7機種と見比べる
- 4対象なら使用をやめ、0120-001-253に連絡する
停電のときに明かりがつくと思って選んだ照明が、回収の対象になっている。そう聞くと、毎日使っている天井の明かりなので気になります。防災のために選んだ人ほど、驚くはずです。
この記事では、消費者庁の公表資料とリコール情報サイトを2026年11月1日時点で確かめ、対象の型番と見分け方をまとめました。ホタルクスの案内ページは確認の時点でメンテナンス中で開けなかったため、細かい手順はそちらで確かめるよう書いています。
01この記事でわかること(3行まとめ)
- 対象は防災用LEDシーリングの7機種で、製造ロットは問わず全部です。
- リモコン、停電検知送信機、本体の器具ラベルの3か所で見分けられます。
- 対応は回収と返金、そして防災機能のない代品への交換です。原因は調査中です。
02防災用LEDシーリングで何が公表されたのですか
消費者庁は2026年2月20日、重大製品事故の報告を公表しました。重大製品事故とは、死亡、重いけが、火災などにつながった製品事故のことです。この中に、株式会社ホタルクスが販売した照明器具の火災が1件あります。
資料によると、2026年2月1日、愛知県で照明器具を充電中に異音がして、確認すると製品と周辺が焼けていました。機種はSLDC08Q003です。この事故は、2026年2月13日に消費者安全法の重大事故等としても公表されています。
ホタルクスは事故より前の2026年1月15日に、対象製品の自主回収を始めていました。回収率は25.9%で、2026年2月19日時点の数字です。回収率とは、対象の製品のうち回収できた割合です。これより新しい数字は、確かめた範囲では見つけられませんでした。
03対象の7機種の型番を確認する
ホタルクスの照明なら全部対象ですか?
いいえ。防災用LEDシーリングの7機種で、決まったリモコンや送信機を使うものが対象です。
そなえ- 商品名はどれも「防災用LEDシーリング」です。
- 型番の末尾にRが付いている製品も対象です。
- すべての製造ロットが対象です。
| 機種(型番) | 機種コード | 販売期間 | 対象台数 |
|---|---|---|---|
| WLDC08Q001 | 6434417 | 2021年9月~2024年11月 | 338台 |
| HLDC08Q02E | 6434418 | 2021年11月~2022年11月 | 1,356台 |
| SLDC08Q003 | 6434419 | 2021年12月~2025年8月 | 2,922台 |
| HLDC08Q013 | 6434437 | 2023年2月~2025年7月 | 1,496台 |
| HLDC06Q013 | 6434438 | 2023年4月~2025年7月 | 302台 |
| HLDC06Q02E | 6434539 | 2023年7月~2025年7月 | 166台 |
| SLDC06Q003 | 6434541 | 2023年6月~2025年7月 | 305台 |
7機種の台数を足すと7,085台です。この合計は、資料の数字をこの記事で足したものです。販売期間は機種ごとに違います。いちばん早いものは2021年9月、いちばん遅いものは2025年8月までです。ただ、買った時期の記憶はあいまいなことが多いので、時期より型番で見分けてください。器具ラベルには製造の年月らしき数字も書かれていますが、製造年で対象が変わるという説明はなく、すべての製造ロットが対象です。
04見分ける3つの場所を確認する
- 本体の器具ラベルを見ます。照明器具のカバーを外すと、本体にラベルが貼ってあります。
- リモコンを見ます。「N-4087」と書かれたリモコンを使うシーリングライトが対象です。
- 停電検知送信機を見ます。「N-4088-Q」と書かれた送信機を使うシーリングライトが対象です。
停電検知送信機は、コンセントに差して停電を見つける小さな機器です。リモコンと送信機は手元で見られるので、まずここから確かめると楽です。カバーを外すときは、踏み台が安定しているか確かめ、無理をしないでください。高い場所の作業が不安な人は、家族に手伝ってもらうか、窓口に電話で相談しましょう。
資料には、上のリモコンと停電検知送信機を使うシーリングライト以外は、自主回収の対象ではないと書かれています。ホタルクス製の照明がすべて対象というわけではありません。
05火災の原因は分かっているのですか
電池が原因と決まったのですか?
まだ調査中です。消費者庁の資料には、非常点灯用バッテリーから発煙や発火に至ったものと「考えられます」と書かれています。
そなえ調査中です。消費者庁の資料には「当該事故の原因は、現在、調査中ですが、照明器具本体に内蔵された非常点灯用バッテリーから発煙・発火するに至ったものと考えられます」とあります。非常点灯用バッテリーとは、停電のときに明かりをつけるための電池です。
「考えられます」という表現で、確定ではありません。また、この公表は報告の概要で速報の段階です。消費者庁は、調査で事実関係が確認されたものではなく、今後変わったり削除されたりすることがあると断っています。
リコールの理由については、リコール情報サイトに「非常点灯用バッテリーから発煙・発火する可能性があることから、事故が発生することを未然に防止するため」と書かれています。資料によると、リコールの内容による2025年度以降の重大製品事故の報告は、この1件のみです。
06持っている人が今やること
- 3つの場所で、対象かどうかを見ます。
- 対象で、まだ回収や交換を受けていなければ、直ちに使用をやめます。これは消費者庁の呼びかけです。
- フリーダイヤルか、ホタルクスの案内ページから申し込みます。
- 届く案内に従って手続きをします。
照明を使えなくなると、その部屋が暗くなります。代品が届くまでの過ごし方や、本体に入っている電池の扱いは、窓口やホタルクスの案内で確かめてください。自分で本体を分解したり、電池を取り出したりしないでください。
07どうやって知らせが届いたのですか
消費者庁の資料によると、ホタルクスは2026年1月15日に自社のホームページに社告を載せました。あわせて、使っている人への電話、ダイレクトメールなどで知らせ、販売した店にも案内文を出しています。
ただ、知らせが届いていない人がいる可能性はあります。回収率が25.9%だった2月19日時点で、残りの人の状況は資料からは分かりません。賃貸の部屋や実家で、前からついていた照明の場合は、知らせが今の住人に届いていないことも考えられます。親の家や実家に帰ったときに、リモコンを見てみるとよいでしょう。電話口で「リモコンにN-4087と書いてある?」と聞くだけでも確かめられます。
08ラベルの見本ではどこを見ますか
消費者庁の資料には、器具ラベルの見本が載っています。ラベルには「HotaluX」「LED照明器具」といった表示があり、その下に型番が大きく書かれています。見本では「SLDC08Q003」や「HLDC08Q02E」の形です。後者の見本には、型番のすぐ後ろに「R」の文字があり、このRが書かれた製品も対象と示されています。
リモコンは、前面の下のほうに「HotaluX」の文字と「N-4087」が書かれています。停電検知送信機は、裏側の表示に「型式:N-4088-Q」と書かれています。コンセントから外して裏を見る必要があるので、外したあとは元に戻すか、窓口の案内を確かめてください。
| 見る物 | 見る場所 | 書かれている文字 |
|---|---|---|
| 本体 | カバーを外した本体の器具ラベル | 7機種の型番(末尾にRがある場合も) |
| リモコン | 前面の下のほう | N-4087 |
| 停電検知送信機 | 裏側の表示 | N-4088-Q |
09代品に防災機能がないのはどういうことですか
交換すると停電のとき光らないのですか?
資料では代品は防災機能なしと書かれています。停電の明かりは別に備えることになります。
そなえ資料では、対応は「回収・返金及び代品(防災機能なし)への交換」と書かれています。つまり、交換後の照明は、これまでのような防災機能が付いていないものです。停電のときに明かりがつくことを当てにしていた人は、交換のあとに別の備えが必要になります。
返金の内容や金額は、確かめられた資料には書かれていません。申し込むときに窓口で聞いてください。交換の工事が必要かどうか、取り付けは自分でできるかなども、資料からは分かりません。高い場所の作業に不安があることを、先に伝えておくとよいでしょう。
10停電の明かりをどう備え直しますか
天井の照明の防災機能がなくなるなら、停電の夜を一度想像してみましょう。寝室から玄関まで歩けるか、トイレに行けるか、という順に考えると、必要な数が見えてきます。
- 枕元で手が届く場所に明かりがあるか
- トイレと台所で手を空けて使える明かりがあるか
- 電池の予備があるか、充電が切れていないか
何をどれだけ用意するかは家庭によって違います。市区町村の防災の案内もあわせて確かめてください。
11ほかの充電式の照明は大丈夫ですか
今回の回収は、ここで挙げた機種の話です。ほかの照明がすべて危ないという話ではありません。ただ、電池を内蔵した製品に共通する注意はあります。
NITE(製品の事故を調べる機関)の集計では、2021年から2025年までの5年間で、リチウムイオン電池を使う照明器具の事故は98件ありました。NITEは、充電できない、前より異常に熱くなる、ふくらんでいる、焦げたにおいや薬品のようなにおいがする、といった異常があれば使用をやめて、買った店やメーカーに相談するよう呼びかけています。
- 持っている防災用の照明の製品名を書き出す
- 消費者庁のリコール情報サイトかSAFE-Liteで調べる
- 使う前に、異常がないか時々見る
防災用品は、ふだん使わないものほど、知らせを見落としやすいものです。防災袋の点検のときに、照明もあわせて調べると忘れません。もし照明から煙が出たり焦げたにおいがしたりしたら、触らずに離れ、危険を感じたら119番に連絡します。
12確かめる先・相談先
- 株式会社ホタルクス お問合せ・受付窓口:フリーダイヤル 0120-001-253(9時~17時30分、土日祝を除く。2026年3月1日以降)
- ホタルクスの案内とネット申し込み:hotalux.com の「製品に関する重要なお知らせ」(2026年1月15日)
- 消費者庁のリコール情報サイト:管理番号 00000034810
- NITE(製品の事故を調べる機関)のSAFE-Lite:製品の事故とリコールの情報を検索できます
よくある質問
どこを見れば対象か分かりますか?
リモコンのN-4087、停電検知送信機のN-4088-Q、本体の器具ラベルの型番です。
型番の末尾にRが付いています。対象ですか?
はい。消費者庁の資料には、器具ラベルの型番の末尾にRが記載された製品も対象と書かれています。
回収率はどのくらいですか?
2026年2月19日時点で25.9%です。
交換すると防災機能はどうなりますか?
代品は防災機能なしと資料に書かれています。
問い合わせ先はどこですか?
株式会社ホタルクスのフリーダイヤル0120-001-253です。受付時間は9時~17時30分で、土日祝を除きます(2026年3月1日以降)。
次にやること
出典(5件)
- 消費者庁「消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(イヤホン、照明器具)(2月20日)」
- 消費者庁「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について」(令和8年2月20日)
- 消費者庁 リコール情報サイト「ホタルクス『LEDシーリングライト(防災用)』 - 交換/返金」
- NITE「『夏バテ(夏のバッテリー)』にご注意を」(PDF、2026年7月15日)
- NITE「SAFE-Lite」
公的機関などの資料をもとに編集部がまとめました。専門家の監修は受けていません。

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