11月2日 防災庁が発足しました暮らしで変わることと、国の5つの要請

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政治・制度発表 2026.05.29掲載 2026.11.01

レベル4大雨危険警報とは?新しい警報の名前ととる行動

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  • 一次資料 5 件
  • bichiku編集部
5月29日新しい情報の運用開始2026年
約400河川川ごとの氾濫の情報の対象洪水予報河川
1,616回レベル3相当どまり(現行)2023年6〜9月のデータ
280回レベル3相当どまり(新方式)試算

SUMMARY

要点をまとめると

01レベル4大雨危険警報は、2026年5月29日に始まった新しい名前で、危険な場所から全員が避難する段階の情報です。

02注意報は2、警報は3、危険警報は4、特別警報は5です。

03レベル5を待たず、レベル4までに避難します。

04市町村の避難情報も確かめてください(2026年11月1日時点)

TO DO

今すぐやること

  1. 1「レベル4までに避難」を家族で共有する
  2. 2自宅が川、がけ、海のどの心配がある場所か調べる
  3. 3避難に時間がかかる人はレベル3で動くと決める
  4. 4キキクルの見方を一度試す

そもそも警戒レベルとは?

災害時に住民がとるべき行動を、5段階の数字で表したものです。

たとえるなら信号の色のように、見ればどう動くかが分かる目印です。

  1. 1心構え(1、2)情報に注意し、避難場所やルートを確かめる
  2. 2準備と早めの避難(3)避難に時間がかかる人は動き始める
  3. 3全員避難、安全確保(4、5)レベル4までに危険な場所から離れる

気象庁・国土交通省「防災気象情報の改善について」をもとに、やさしく言い換えています。

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この記事の流れ

レベル4大雨危険警報とは?新しい警報の名前ととる行動

読者

「危険警報」は普通の警報と何が違うの?

警報はレベル3、危険警報はレベル4です。危険警報は、危険な場所から全員が避難する段階の名前です。

そなえ

「レベル4大雨危険警報」と聞いても、「レベル4って避難するの?」「大雨警報と何が違うの?」とすぐには分からないかもしれません。2026年5月29日から、大雨などの情報の名前が大きく変わりました。

この記事では、気象庁、国土交通省、内閣府の公式資料を2026年11月1日時点で確かめた内容をもとに、新しい名前の意味と、レベルごとにとる行動をまとめます。数字が付かない警報との違いも説明します。

01この記事でわかること(3行まとめ)

5月29日から名前に数字河川氾濫、大雨、土砂災害、高潮の4つ
新しい名前危険警報が新設レベル4。危険な場所から全員避難
注意数字がない警報大雪や暴風は変わらない
  • 2026年5月29日から、河川氾濫、大雨、土砂災害、高潮の情報の名前に警戒レベルの数字が付きました。
  • レベル4に当たる「危険警報」が新しくでき、危険な場所から全員が避難する段階です。
  • レベル5を待たず、レベル4までに避難します。大雪や暴風の警報は名前が変わらず、数字も付きません。

02大雨の警報は何が変わったのか

気象庁と国土交通省は2026年5月29日から、新しい防災気象情報の運用を始めました。対象は河川氾濫、大雨、土砂災害、高潮の4つです。情報の名前そのものに警戒レベルの数字を付けて発表します。

警戒レベルとは、住民が災害時にとるべき行動が直感的に分かるように、避難情報などを5段階に整理したものです。平成30年7月豪雨の教訓をふまえて、令和元年の出水期から使われています。

変更の理由は、それまでの情報と警戒レベルの関係が分かりにくいという課題があったからです。たとえば以前は、レベル4に当たる情報が「土砂災害警戒情報」や「氾濫危険情報」などでした。「防災気象情報に関する検討会」が2年半かけて検討し、2024年(令和6年)6月の最終とりまとめに沿って改善されました。

03レベル1から5までの名前と、とる行動は何か

12レベル2 注意報避難場所やルートを確かめる
23レベル3 警報避難に時間がかかる人は早めに避難
34レベル4 危険警報危険な場所から全員避難
45レベル5 特別警報命の危険。直ちに安全確保

レベル4までに避難します。

大雨を例にした名前と行動の表です。「大雨」の部分が「氾濫」「土砂災害」「高潮」に変わるだけで、数字の意味は同じです。

レベル大雨の情報の名前住民の行動
5レベル5大雨特別警報命の危険。直ちに安全確保
4レベル4大雨危険警報危険な場所から全員避難
3レベル3大雨警報避難に時間がかかる人は早めに避難。ほかの人は避難の準備など
2レベル2大雨注意報避難場所や避難ルート、避難のタイミングなどを確かめる
1早期注意情報災害への心構えを高める

4つの災害の名前を並べると次のようになります。

レベル河川氾濫大雨土砂災害高潮
5氾濫特別警報大雨特別警報土砂災害特別警報高潮特別警報
4氾濫危険警報大雨危険警報土砂災害危険警報高潮危険警報
3氾濫警報大雨警報土砂災害警報高潮警報
2氾濫注意報大雨注意報土砂災害注意報高潮注意報

覚えるのは語尾だけです。注意報は2、警報は3、危険警報は4、特別警報は5です。資料には「警戒レベル4までに危険な場所からかならず避難」と書かれています。

04「危険警報」とは何か

読者

「危険警報」は普通の警報と何が違うの?

警報はレベル3、危険警報はレベル4です。危険警報は、危険な場所から全員が避難する段階の名前です。

そなえ

危険警報は、レベル4に当たる情報として新しくできた名前です。「警報」が付いているので、以前の警報の仲間に見えるかもしれません。ですが、警報(レベル3)より一段上です。

  • レベル4大雨危険警報は、大雨による低い土地の浸水や、大きな川以外の氾濫についての情報です。
  • レベル4氾濫危険警報は、1級河川などの大きな川の氾濫についての情報です。
  • レベル4土砂災害危険警報は、がけ崩れや土石流についての情報です。以前の土砂災害警戒情報に当たります。
  • レベル4高潮危険警報は、海水面の上昇や波の打ち上げによる浸水についての情報です。

どの危険警報でも、住民の行動は同じです。自分のいる場所が危険な場所なら、全員が避難します。

05洪水警報はどうなったのか

市町村ごとの洪水警報と洪水注意報は、発表されなくなりました。洪水の情報は、次の2つに分かれています。

情報対象単位
河川氾濫の情報(例:レベル3氾濫警報)洪水予報河川と呼ばれる約400河川川ごと
大雨の情報(例:レベル3大雨警報)低い土地の浸水と、それ以外の川の氾濫市町村ごと

大きな川については、氾濫による著しい危険が迫っていると認められるとき、河川管理者などが都道府県知事に通報する仕組みも始まりました。市町村の緊急安全確保の指示や、特別警報の判断に使われます。

河川事務所や都道府県が出す水位の情報(レベル4氾濫危険情報など)は、これまでどおり続いています。名前に「情報」が付くものです。

つまり、大きな川の近くに住む人は、大雨の情報だけでなく、川の名前が付いた氾濫の情報も確かめます。危険な場所を地図で見られる「キキクル」も、大雨の情報に対応する「大雨キキクル」にまとまりました。洪水キキクルと浸水キキクルも切り替えて見ることができます。

06土砂災害の警報はどう変わったのか

読者

レベル3土砂災害警報なら、まだ様子を見ていいですか?

まもなくレベル4を出す可能性が高い状況で発表されます。避難に時間がかかる人は動き始めましょう。

そなえ

もう一つ大きな変更が、土砂災害の警報の出し方です。レベル3土砂災害警報は、まもなくレベル4土砂災害危険警報を出す可能性が高い状況で発表されます。

これまでの大雨警報(土砂災害)は、レベル4に至らないまま終わることが多くありました。2023年(令和5年)6〜9月のデータで比べた資料があります。

発表の回数(試算)現行新方式
レベル3相当どまり1,616回280回
レベル4相当に到達1,229回1,331回

レベル3土砂災害警報が出る回数は減り、出たときはレベル4が近いという意味合いが強くなります。「レベル3だから、まだ様子見」と考えないようにしましょう。土砂災害の心配がある場所で避難に時間がかかる人は、ここで動き始めます。

土砂キキクルの見え方にも注意が必要です。資料によると、以前より赤の判定が狭くなり、黄色から紫に変わることが多くなります。4〜6時間先にレベル4相当の基準に達すると予想して警報を出した場合、赤が出ていないこともあります。地図の色だけで判断せず、発表された情報と合わせて見ましょう。

高潮の情報はどう変わったのか

高潮についても名前に数字が付きました。国土交通大臣が指定する海岸(高潮予報海岸)では、国土交通省、気象台、都道府県が共同で予報や警報を出します。これまでの潮位に加えて、波の打ち上げ高も考えた情報になりました。レベル5高潮特別警報は、氾濫が発生または切迫している場合に出ます。

07数字が付かない警報は何か

読者

大雪特別警報もレベル5なんですか?

大雪や暴風の特別警報は、警戒レベルには当たりません。ただ危険が小さいわけではないので、情報に合わせて行動しましょう。

そなえ
警戒レベルと対応数字が付く情報河川氾濫、大雨、土砂災害、高潮
警戒レベルには当たらない数字が付かない情報暴風、波浪、大雪、暴風雪など

河川氾濫、大雨、土砂災害、高潮以外の特別警報、警報、注意報は、これまでと変わりません。名前に数字は付きません。

種類情報
特別警報暴風、波浪、大雪、暴風雪
警報暴風、波浪、大雪、暴風雪
注意報強風、波浪、大雪、風雪、濃霧、雷、乾燥、なだれ、着氷、着雪、霜、低温、融雪

気象庁のホームページでは、これらの特別警報は黒、警報は赤で表示されます。ただし、警戒レベルには当たりません。暴風特別警報が出てもレベル5の意味ではなく、大雪警報が出てもレベル3の意味ではありません。だからといって危険が小さいわけではありません。それぞれの情報に合わせて、外出を控えるなどの判断をします。

08気象庁の情報と市町村の避難情報は何が違うのか

読者

危険警報が出ても避難指示が出ないことはありますか?

同じ時刻に出るとは限りません。危険な場所にいるなら、避難指示を待たずに自分でも考えましょう。

そなえ
例 レベル4大雨危険警報防災気象情報気象台などが発表。判断の参考になる
例 警戒レベル4避難指示避難情報市町村長が発令。住民に避難を呼びかける

同じ時刻に同じレベルが出るとは限りません。

同じ数字でも、出す人が違います。ここを押さえると、情報の見方が楽になります。

違い防災気象情報避難情報
例レベル4大雨危険警報警戒レベル4避難指示
出す人気象台、河川事務所、都道府県など市町村長
役割避難情報の判断や、住民の自主避難の参考にする住民に避難を呼びかける

内閣府のガイドラインによると、レベル4相当の気象情報が出ても、同じ時刻に同じレベルの避難情報が出るとは限りません。市町村は、気象情報のほか、暴風や日没の時刻、堤防や樋門などの情報も見て総合的に判断するからです。

「レベル4大雨危険警報は出たけれど、避難指示はまだ」という場面もありえます。そのときも、危険な場所にいる人は自分で避難を考えてください。気象庁と国土交通省は、この情報を住民の自主的な避難の参考にも位置づけています。

09実際にはどう発表されたのか

実際の例を一つ見てみましょう。消防庁の第5報によると、10月21日19時45分に、秋田県の子吉川にレベル5氾濫特別警報が発表されました。翌22日2時20分に、レベル2氾濫注意報へ切り替えられています。

名前を見れば、川の氾濫についてのレベル5だと分かります。以前の名前では分かりにくかった「どの災害で、どの段階か」が、一目で伝わるようになりました。

情報はどの順番で出るのか

情報は段階的に出ます。資料では次のような流れが示されています。

目安情報使い方
5日前〜早期注意情報(警報級の可能性)心構えを高める
翌日まで時系列情報(明日までの警報等の見通し)毎日4回発表。事前の準備に使う
直前〜発生時注意報、警報、危険警報、特別警報、キキクル、気象防災速報避難の判断や後押しに使う

気象防災速報は、線状降水帯の発生や記録的短時間大雨、竜巻など、極端な現象を速報で伝える情報です。気象解説情報は、今の状況と今後の見通しを広く解説する情報です。これらも2026年の出水期から名前が変わっています。ガイドラインは、急激に災害が切迫する場合があることも示しています。早い段階の情報を合図に、動く準備を始めましょう。

10情報が出たときに確認すること

場所の危険川、がけ、海のどの心配があるか
名前の数字4なら全員避難
キキクル危険度を地図で見る
市区町村の情報避難情報が出ていないか
  • 自分の場所の危険を確かめます。自宅が川、がけ、海のどの心配がある場所か、ハザードマップで調べます。
  • 情報の名前の数字を見ます。4なら、危険な場所から全員避難です。
  • 大雨や土砂災害の危険度をキキクルで確かめます。色分けされた気象庁の地図です。
  • 翌日までの見通しを「明日までの警報等の見通し」で確かめます。
  • 市区町村から避難情報が出ていないか確かめます。出ていたら従います。
  • 避難に時間がかかる人は、レベル3で動くと決めておきます。

11確かめる先・相談先

新しい情報の説明は、気象庁の特設ページ「新たな防災気象情報について(令和8年〜)」にあります。チラシや動画も載っています。

避難場所や避難の基準は、お住まいの市区町村で確かめてください。実際に避難するかどうかは、公的機関の呼びかけと市区町村の案内を優先しましょう。

よくある質問

レベル4大雨危険警報が出たら何をしますか?

危険な場所にいる人は全員が避難する段階です。レベル5を待たず、市区町村の案内を確かめながら、安全な場所へ移ります。

大雨警報はなくなったのですか?

なくなっていません。「レベル3大雨警報」という名前になりました。市町村ごとの洪水警報は発表されなくなり、大雨の情報に一本化されました。

大雪警報にも数字は付きますか?

付きません。暴風、波浪、大雪、暴風雪などの特別警報や警報は名前が変わらず、警戒レベルにも当たりません。

危険警報と避難指示は同じものですか?

違います。危険警報は気象台などが出す情報で、避難指示は市町村長が出す避難情報です。どちらもレベル4の行動は同じですが、同じ時刻に出るとは限りません。

キキクルとは何ですか?

大雨や土砂災害などの危険度を色分けして示す、気象庁の地図です。危険度が高まっている地域を確かめるのに使います。

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出典(5件)

公的機関などの資料をもとに編集部がまとめました。専門家の監修は受けていません。

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