11月2日 防災庁が発足しました暮らしで変わることと、国の5つの要請

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地震・津波発表 2026.07.06掲載 2026.11.01

震度6強と6弱の違いは?6月25日・26日の地震で起きたこと

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  • bichiku編集部
6強6月25日の最大震度青森県階上町
6弱6月26日の最大震度山梨県富士河口湖町
17人25日以降の岩手県沖の地震でけがをした方7月6日14時時点。速報値
22人26日の地震でけがをした方7月6日14時時点。速報値

SUMMARY

要点をまとめると

01気象庁の目安では、震度6弱は立っていることが困難、震度6強ははわないと動けない揺れです。

026月25日の岩手県沖の地震で青森県階上町が6強、26日の山梨県東部・富士五湖の地震で富士河口湖町が6弱でした。

03地震後1週間程度は同じ程度の揺れと雨に注意します(2026年11月1日時点)

TO DO

今すぐやること

  1. 1自宅の建築時期を調べる
  2. 2タンスや棚をL型金具などで固定する
  3. 3寝る場所を家具の正面から動かす
  4. 4強い揺れのあとは雨の予報も確かめる

そもそも震度とは?

その場所の揺れの強さを表す数字です。地震そのものの規模を表すマグニチュードとは別のものです。

たとえるなら電球の明るさがマグニチュードだとすると、離れた場所で感じる明るさが震度に近いものです。

  1. 10から7まで震度0から震度7までを階級で表します
  2. 25と6は強弱あり5弱、5強、6弱、6強に分かれ、全部で10階級です
  3. 3目安の表がある気象庁の解説表に、起こりやすいことが書かれています

気象庁「震度について」と「震度階級関連解説表」をもとに、やさしく言い換えています。

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この記事の流れ

震度6強と6弱の違いは?6月25日・26日の地震で起きたこと

読者

震度6強と6弱って、そんなに違うんですか?

気象庁の目安では、6弱は立っているのが困難、6強ははわないと動けない揺れです。家具が倒れる割合も増えます。

そなえ

2026年6月は、25日の朝に震度6強、26日の夜に震度6弱の地震が続きました。場所は青森県と山梨県で離れています。「何か関係があるのでは」「自分の家は持ちこたえられるのか」と心配になった人もいると思います。

この記事では、気象庁と消防庁の公式資料を2026年11月1日時点で確かめた内容をもとに、2つの地震で何があったか、震度6強と6弱で揺れがどう違うかをまとめます。資料には2つの地震の関係についての説明がないため、この記事でも関係の有無は書きません。

01この記事でわかること(3行まとめ)

朝6月25日 7時30分岩手県沖の地震。階上町で震度6強
夜6月26日 22時28分山梨県東部・富士五湖の地震。富士河口湖町で震度6弱
その後地震後の注意1週間程度は同じ程度の揺れと雨に注意
  • 6月25日7時30分に岩手県沖の地震で青森県階上町が震度6強、6月26日22時28分に山梨県東部・富士五湖の地震で富士河口湖町が震度6弱を観測しました。
  • 震度6弱は「立っていることが困難」、6強は「はわないと動くことができない」揺れの目安です。固定していない家具の倒れ方も変わります。
  • 大きな地震のあと1週間程度は同じ程度の揺れに注意します。雨が降ると土砂災害にも気をつけます。

026月25日と26日に何があったのか

2つの地震の概要を表にまとめました。マグニチュードは地震そのものの規模、震度はその場所の揺れの強さを表します。

項目6月25日の地震6月26日の地震
発生時刻7時30分22時28分
場所岩手県沖山梨県東部・富士五湖
マグニチュード7.2(暫定値。速報値は6.9)5.6(暫定値)
深さ44km(暫定値)20km(暫定値)
最大震度6強(青森県階上町)6弱(山梨県富士河口湖町)
震度を観測した範囲北海道から伊豆諸島にかけて6弱〜1東北地方から中国地方にかけて5強〜1
長周期地震動階級2(北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県の一部)階級1(神奈川県、山梨県、静岡県の一部)

長周期地震動とは、高い建物をゆっくり大きく揺らす揺れです。階級2は物につかまりたいと感じる程度、階級1はほとんどの人が揺れを感じる程度です。

25日の地震は、太平洋プレートと陸のプレートの境界で起きた地震とされています(速報)。26日の地震の型は、北西と南東の方向から押される「逆断層型」です(速報)。

03震度6強と6弱では何が違うのか

読者

震度6強と6弱って、そんなに違うんですか?

気象庁の目安では、6弱は立っているのが困難、6強ははわないと動けない揺れです。家具が倒れる割合も増えます。

そなえ
目安震度6弱立っていることが困難。固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある
目安震度6強はわないと動けない。固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる

同じ震度でも、建物や地盤によって被害は変わります。

気象庁の「震度階級関連解説表」では、震度ごとに起こりやすいことが書かれています。ただし、これは目安です。同じ震度でも、建物や地盤、揺れの続く時間によって被害は変わります。

見る点震度6弱震度6強
人の動き立っていることが困難になる立っていることができず、はわないと動くことができない。飛ばされることもある
家の中固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。ドアが開かなくなることがある固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる
屋外壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物が多くなる。補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる
耐震性が低い木造住宅瓦が落下したり、建物が傾いたりすることがある。倒れるものもある傾くものや、倒れるものが多くなる
耐震性が高い木造住宅壁などに軽いひび割れが見られることがある壁などにひび割れが見られることがある

表を比べると、耐震性の差が大きいことが分かります。気象庁は、木造住宅はおおむね1981年(昭和56年)以前の建物で耐震性が低い傾向があるとしています。ただし、工法や壁の配置によって幅があり、建てた年だけでは決まらないとも書いています。

ライフラインへの影響も書かれています。電気、ガス、水道は震度5弱程度以上で止まることがあります。震度6強程度以上では、広い地域で供給が止まることがあります。震度6弱程度以上では、災害用伝言ダイヤルなどの提供が行われます。

電気やガスにはどんな影響があるのか

解説表では、安全装置のあるガスメーターは震度5弱程度以上の揺れでガスを止めるとされています。さらに揺れが強いと、地域ごとにガスの供給が止まることもあります。エレベーターも、地震管制装置が付いたものは震度5弱程度以上で自動停止し、再開に時間がかかることがあります。電話やインターネットは、安否確認が増えてつながりにくくなることがあります。

04マグニチュードが小さくても強く揺れるのはなぜか

6月26日の地震はマグニチュード5.6で、25日の7.2よりずっと小さい値です。それでも最大震度は6弱でした。一方で、4月20日の三陸沖の地震はマグニチュード7.7で、最大震度は5強でした。

地震マグニチュード深さ最大震度
4月20日 三陸沖7.719km5強
6月25日 岩手県沖7.244km6強
6月26日 山梨県東部・富士五湖5.620km6弱

並べると分かるように、マグニチュードが大きいほど最大震度も大きい、とは限りません。マグニチュードは地震全体の規模で、震度は観測点での揺れの強さだからです。このため「規模が小さいから大丈夫」とは判断できません。気象庁も、大きな被害をもたらす地震は特定の地域に限らず全国各地で起きていると説明しています。

05けがや家の被害はどのくらいだったのか

消防庁の最新の資料はどちらも7月6日14時時点です。速報であり、数字は変わることがあります。どちらの表にも、亡くなった方や行方不明の方の数字は入っていません。

地震けがをした方住まいの被害
6月25日 岩手県沖17人(青森県15人、岩手県2人)。うち重傷3人一部破損53棟(青森県45棟、岩手県8棟)
6月26日 山梨県東部・富士五湖22人(山梨県8人、東京都6人、神奈川県3人、静岡県3人、埼玉県2人)。すべて軽傷表に数字なし

岩手県沖の資料は、6月25日の地震と6月28日の最大震度5弱の地震をまとめて扱っています。17人がどちらの揺れでけがをしたかの内訳は、資料には書かれていません。

山梨県東部・富士五湖の地震では、最大震度を観測した山梨県だけでなく、東京都、神奈川県、静岡県、埼玉県でもけがをした方の報告があります。夜の22時台の地震でした。資料には、けがの原因までは書かれていません。

国の動きとしては、消防庁が2つの地震とも消防庁長官を長とする災害対策本部を設けました。全国の消防が応援に行く「緊急消防援助隊」にも出動の準備を依頼し、その後解除しています。消防庁の本部は7月6日14時に廃止されました。

066月25日の地震で津波の心配はあったのか

気象庁は当初、「若干の海面変動が予想されますが、被害の心配はありません」と発表しました。翌月のまとめによると、岩手県の久慈港で0.1m(速報値)、宮古で微弱(速報値)の津波を観測しています。津波警報や津波注意報は出ていません。

6月26日の地震については「津波の心配はありません」と発表されました。

海の近くで強い揺れや長い揺れを感じたら、情報を待たずに高い場所へ移動することが大切です。これは内閣府の避難情報のガイドラインにも書かれています。

07マグニチュードの数字が変わったのはなぜか

読者

同じ地震なのに数字が3つもあるのはなぜ?

速報値は素早さを優先した値で、後から更新されます。モーメントマグニチュードは断層のずれの規模を調べて求める別の値です。

そなえ
M速報値 6.9地震直後に発表された値
M暫定値 7.2後から更新した値
MwMw 6.8後発地震注意情報の基準を判断する値

25日の地震のマグニチュードは、最初の速報で6.9でした。詳しく調べた暫定値は7.2です。ニュースや記事で数字が違って見えるのはこのためです。速報は素早さを優先した値で、後から更新されます。

さらに、断層のずれの規模から求める「モーメントマグニチュード」は6.8でした。4月の三陸沖の地震で話題になった「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は、この値が7.0以上のときに出ます。気象庁は25日10時15分に「発表する基準を満たしていませんでした」と発表しました。

値の種類6月25日の地震使われ方
マグニチュード(速報値)6.9地震直後の発表
マグニチュード(暫定値)7.2後から更新した値
モーメントマグニチュード6.8後発地震注意情報の基準を判断する値

08地震のあと1週間は何に気をつけるのか

読者

大きな揺れが終われば、もう家に戻って大丈夫?

1週間程度は同じ程度の揺れに注意が呼びかけられます。傷んだ家には無理に入らず、市区町村の案内を確かめましょう。

そなえ

気象庁は、過去の例では大きな地震のあと同じ程度の地震が起きた割合が1〜2割あるとしています。そのため、揺れの強かった地域では地震から1週間程度、同じ程度の揺れに注意するよう呼びかけました。特に最初の2〜3日は、規模の大きな地震が起きることが多いとされています。

実際に25日の地震の活動域では、6月28日5時21分にマグニチュード6.1(暫定値)の地震があり、青森県八戸市と岩手県普代村で最大震度5弱を観測しました。

大きな揺れのあとの家には、次の揺れで壊れる危険があります。気象庁は、やむを得ない事情がない限り危険な場所に入らないよう呼びかけました。家が傾いていたり、ひびが入っていたりするときは、無理に戻らず、市区町村の案内を確かめてください。

09雨の日の土砂災害はなぜ注意がいるのか

強い揺れのあとは地盤がもろくなっている可能性が高く、雨で土砂災害が起きやすくなると考えられています。26日の地震でも、気象庁は大雨注意報が出ている地域に土砂災害への注意を呼びかけました。

25日の地震のあと、国土交通省と気象庁は、土砂災害の警報を普段より早めに出す暫定的な運用を始めました。発表基準を次のように下げる内容です。

暫定基準市町村
通常の7割青森県八戸市、階上町
通常の8割青森県三戸町、岩手県盛岡市、二戸市、八幡平市、普代村、軽米町

八戸市と階上町、軽米町は、2025年12月8日の地震で、すでに同じ割合の暫定基準になっていた地域です。基準が下がる「当分の間」がいつまでかは、資料には書かれていません。最新の情報は気象庁のホームページで確かめてください。

10緊急地震速報はいつ出たのか

25日の地震では、地震波を検知した7時30分21.8秒の4.7秒後、7時30分26.5秒に緊急地震速報(警報)の第1報が出ました。この時点の予測は、岩手県沿岸北部と青森県三八上北で震度5弱程度でした。

26日の地震では、22時29分2.8秒に検知し、6.6秒後の22時29分9.4秒に警報が出ています。この時点の予測は、山梨県東部・富士五湖で震度5弱程度でした。

どちらも、実際に観測された最大震度は予測より大きくなっています。速報の数字は最初の見込みです。見聞きしたら数字にかかわらず、まず頭を守り、丈夫な机の下など安全な場所に移りましょう。

揺れを感じたらどう動くか

気象庁は、場所ごとの行動の例を示しています。

  • 家の中では、安全なスペースに移り、頭を守ります。慌てて外へ飛び出しません。無理に火を消そうとしません。
  • 街なかでは、ブロック塀の倒壊や、看板、割れたガラスの落下に注意します。
  • エレベーターでは、最寄りの階に止めてすぐ降ります。
  • 電車やバスでは、つり革や手すりにしっかりつかまります。

11強い揺れに備えるためにやること

建築時期1981年5月以前なら耐震診断を相談
家具の固定L型金具などで壁の桟や柱に
寝る場所家具の高さ分以上離す、正面を避ける
出入口家具が倒れてもふさがれない配置に
  • 自宅の建築時期を調べます。1981年(昭和56年)5月以前に建築確認を受けた建物は、自治体の窓口に耐震診断を相談します。
  • タンスや棚をL型金具などで壁の桟や柱に固定します。「桟」とは壁の中の骨組みです。
  • 寝る場所は、家具の高さ分以上離すか、家具の正面を避けます。
  • 家具が倒れても出入口がふさがれない配置にします。
  • 補強されていないブロック塀のそばは、揺れたらすぐ離れます。

消防庁によると、自治体によっては耐震診断の補助や、家具の固定の補助を行っているところがあります。費用が心配な人は、まず市区町村に聞いてみましょう。

12確かめる先・相談先

最新の地震情報と震度の解説は気象庁のホームページにあります。全国の被害の数字は消防庁の「災害情報一覧」で確かめられます。

家の被害、避難、耐震診断の相談は、お住まいの市区町村の窓口へ問い合わせてください。避難の判断は、公的機関の呼びかけと市区町村の案内を優先しましょう。

よくある質問

震度6強と6弱の違いは何ですか?

気象庁の目安では、6弱は立っていることが困難で、6強は立っていることができず、はわないと動くことができない揺れです。固定していない家具の倒れ方にも差があります。

25日の地震と26日の地震は関係がありますか?

確かめた気象庁の資料には、2つの地震の関係についての説明がありません。この記事では関係の有無を判断していません。

25日の地震で後発地震注意情報は出ましたか?

出ていません。気象庁は6月25日10時15分に、モーメントマグニチュードが6.8で、発表する基準を満たしていなかったと発表しました。

地震のあと何日くらい注意が必要ですか?

気象庁は、揺れの強かった地域では地震から1週間程度、同じ程度の揺れに注意するよう呼びかけました。特に最初の2〜3日は大きな地震が起きることが多いとしています。

古い家は耐震診断を受けたほうがいいですか?

消防庁は、1981年5月以前に建築確認を受けた住宅は、まず自治体の窓口に相談することをすすめています。補助制度がある自治体もあります。

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出典(14件)

公的機関などの資料をもとに編集部がまとめました。専門家の監修は受けていません。

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