11月2日 防災庁が発足しました暮らしで変わることと、国の5つの要請

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地震・津波発表 2026.10.05掲載 2026.11.01

令和8年熊本地震の被害と現状 10月5日時点の数字

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  • 一次資料 11 件
  • bichiku編集部
38人死者10月5日12時時点
376人負傷者10月5日12時時点
69,604棟住家被害の合計10月5日12時時点
1,288人避難者10月5日11時30分時点

SUMMARY

要点をまとめると

01令和8年熊本地震は2026年7月28日に発生し、M7.1、最大震度7でした。

0210月5日12時現在で死者38人、負傷者376人、住家被害69,604棟、避難者1,288人です。

03気象庁は地震の多い状態が当分続くとしています。

04情報は速報で変わることがあります(2026年11月1日時点)

TO DO

今すぐやること

  1. 1市町村の案内と気象庁の情報を確かめる
  2. 2家具の固定など地震への備えを見直す
  3. 3水と食べ物の量を確かめる
  4. 4被災地の支援制度は市町村の窓口で確かめる

そもそも震度と余震の情報とは?

震度はその場所の揺れの強さで、気象庁が地震の回数や今後の見方を公表しています。

たとえるならマグニチュードが電球の明るさなら、震度はそれぞれの場所で感じる明るさのようなものです。

  1. 1地震が起きる震源とマグニチュードが推定される
  2. 2各地の震度を公表市町村ごとの揺れの強さが分かる
  3. 3その後の回数を公表地震回数表で続けて確かめられる

気象庁の令和8年熊本地震ポータルサイトと内閣府の資料をもとに、やさしく言い換えています。

この記事をスライドで理解する(6枚)

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この記事の流れ

令和8年熊本地震の被害と現状 10月5日時点の数字

読者

この数字は今も同じですか?

10月5日12時現在の速報です。今後変わることがあるので、内閣府の資料で確かめてください。

そなえ

令和8年熊本地震が発生してから3か月がたちました。「いまどうなっているのか」「まだ大きな地震があるのか」と心配している人もいるでしょう。遠くに住む家族や知人の暮らしが気になっている人もいるかもしれません。多くの方が亡くなり、今も避難生活や住まいの再建に向き合っている人がいる災害です。

この記事では、内閣府の「令和8年熊本地震に係る被害状況等について」(10月5日12時現在)と、気象庁のポータルサイトを2026年11月1日時点で確かめた内容をまとめました。内閣府の資料は速報で、数字は今後変わることがあります。確かめた時点では、内閣府の一覧で10月5日の資料が最新でした。

01この記事でわかること(3行まとめ)

  • 最大震度7の地震が7月28日16時27分に起きました。マグニチュードは7.1(暫定値)、震源の深さは16km(暫定値)です。
  • 10月5日12時現在の被害は死者38人、負傷者376人、住家被害69,604棟です。避難者は最大9,931人から1,288人になりました。
  • 地震の多い状態は当分続くと気象庁はしています。日頃からの備えを続けるよう呼びかけられています。

02令和8年熊本地震はいつ、どこで起きた?

地震が発生したのは令和8年7月28日16時27分です。震源は熊本県熊本地方で、深さは16km(暫定値)、マグニチュードは7.1(暫定値)です。有明・八代海に津波注意報が16時29分に出され、18時10分に解除されました。

各地の震度は次のとおりです(震度6弱以上)。

震度市町村(いずれも熊本県)
7宇城市、氷川町
6強熊本市、八代市、宇土市、美里町、益城町、嘉島町
6弱上天草市、合志市、大津町、西原村、御船町、芦北町

震度5強は熊本県のほか長崎県と鹿児島県で、震度5弱は福岡県、佐賀県、宮崎県などでも観測されました。長周期地震動階級4も熊本県熊本で観測されています。長周期地震動とは、高い建物をゆっくり大きく揺らす揺れのことです。

最大震度5弱以上の地震はいつ起きた?

気象庁のポータルサイトに載っている、最大震度5弱以上を観測した地震は次の6回です。8月1日より後は載っていません。

発生の日時震央地名M最大震度
7月28日16時27分熊本県熊本地方7.17
7月28日16時29分熊本県熊本地方4.85弱
7月28日17時08分熊本県天草・芦北地方6.15弱
7月28日19時03分熊本県熊本地方4.25弱
7月29日22時19分熊本県天草・芦北地方5.85弱
8月1日21時47分熊本県熊本地方4.75弱

03どの断層が動いた?地震調査委員会の評価

政府の地震調査委員会は8月12日に評価を公表しました。専門的な内容ですが、要点は次のとおりです。

  • M7.1の地震は地殻内で発生した横ずれ断層型です。推定される震源断層の長さは30〜40km程度です。
  • 地震活動は、北東から南西に延びる50km程度の範囲に広がっています(8月12日時点の評価)。
  • 震源断層の主な部分は、日奈久断層帯の高野-白旗区間の一部と、日奈久区間の北東部に及んでいると考えられます。
  • 現地調査などでは地表にも断層のずれが確認され、氷川町付近では最大約2mの右横ずれが生じました。
  • 八代市の観測点が北東方向に約87cm動くなど、広い範囲で地殻変動が観測されました。

断層帯とは、地下に連なる断層の集まりです。自分の住む地域の周りにどんな断層帯があるかは、地震調査研究推進本部や市町村の資料で調べられます。

04被害はどれくらい?10月5日時点の数字

読者

この数字は今も同じですか?

10月5日12時現在の速報です。今後変わることがあるので、内閣府の資料で確かめてください。

そなえ

消防庁の情報による10月5日12時時点の数字です。

項目数
死者38人
負傷者376人(重傷43人、軽傷等333人)
住家の全壊2,408棟
住家の半壊7,802棟
住家の一部破損59,394棟
住家被害の合計69,604棟

亡くなった方の内訳は、熊本県の八代市20人、宇城市3人、嘉島町7人、甲佐町1人、氷川町5人です。このほかに「災害による負傷の悪化又は身体的負担による疾病により死亡した可能性のある死者」が2人と記載されています。行方不明者の欄に数字はありません。

資料には、住家被害の棟数は災害対策基本法にもとづく被害認定調査を受けた棟数とは必ずしも一致しない、と書かれています。自分の家の被害の区分は、この数字ではなく市町村の罹災証明書で確かめます。火災は発生していた11件すべてが鎮火済み、救助は発生していた64件すべてが対応済みとされています。

05避難している人はどれくらい?

10月5日11時30分時点で、避難所は28か所、避難者は1,288人です。すべて熊本県で、開設している自治体は9つです。最も多かったときは506か所、9,931人でした。避難指示等はすべて解除されています。

避難所にいる人の数が減っても、問題が終わったわけではありません。8月27日の政府のパッケージは、応急仮設住宅に入る人、車中泊や在宅の避難者も含めて、見守りや相談の支援を行うとしています。10月5日の資料では、賃貸型応急住宅は熊本市や八代市など21市町村で受付中です。公営住宅の空室の提供や、建設型応急住宅の整備も進められています。

06断水や停電は今どうなっている?

水道水道の本管最大約108,100戸。8月28日に応急復旧が完了
宅地内家の中の配管コールセンターで事業者を紹介
井戸井戸調査と洗浄が順次行われている
電気電気最大約48,530戸。高圧線と低圧線は復旧済み

数字は10月5日時点の資料です。

ライフラインの状況は次のとおりです。

  • 水道:4県14自治体で本管の被災による断水が発生し、最大で約108,100戸でした。8月28日にすべての水道本管の応急復旧が完了しました。
  • 宅地内の配管:本管が直ったあとの家の中の配管修理のために、問い合わせを受け付けて事業者を紹介するコールセンターが8月26日に開設されました。
  • 井戸:被災地で多く使われている井戸について、8月11日に「井戸水対応チーム」が設けられ、調査と洗浄が順次行われています。特に被害の大きい八代市では給水ポイントが広げられました。10月以降は八代市が自立的に給水活動をしています。
  • 電気:最大約48,530戸(7月28日17時09分時点)で停電しましたが、高圧線と低圧線の停電は復旧済みです。引込線が原因の停電が残っていた場合に備えて、九州電力が24時間の相談窓口を設けています。

本管が直っても、家の中の配管や井戸の問題で水が使えないことがある、という点は今回の資料から読み取れる大切な点です。

避難生活で健康を守るには?

内閣府のリーフレットは、床に直接寝るような環境が続くと、静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)や、ほこりを吸い込むことによる健康被害が起こる可能性があると説明しています。避難所の段ボールベッドなどの簡易ベッドを使うよう呼びかけています。気象庁のポータルサイトにも、避難している人と車中泊をしている人に向けた健康管理の案内へのリンクが載っています。体調に不安があるときは、医療機関や市町村の保健の窓口に相談してください。

07大きな地震はまだ起きる?余震の見方

読者

もう大きな揺れの心配はなくなったのですか?

可能性は低くなったと説明されていますが、起きないという意味ではありません。備えを続けましょう。

そなえ
続いていること平常時より地震発生数の多い状態
低くなったこと最大震度5弱程度以上が発生する可能性

「低くなった」は「起きない」という意味ではありません。

気象庁のポータルサイトは、9月24日の報道発表の内容として次のように説明しています。

  • 平常時より地震発生数の多い状態は当分続く
  • 最大震度5弱程度以上の地震が発生する可能性は低くなっており、その頻度は1か月に1回程度を下回る状況
  • 揺れが強かった地域を含め、日本国内では、いつどこで規模の大きな地震が発生してもおかしくないので、日頃から地震・津波への備えをする

「可能性が低くなった」は「起きない」という意味ではありません。内閣府の資料では、10月5日9時時点で、最大震度7の地震以降に震度3以上を観測した地震は107回です(震度7が1回、震度5弱が5回、震度4が25回、震度3が76回)。気象庁の地震回数表では、10月30日9時時点で震度1以上を876回観測しています。回数は後の調査で変わることがあると注記されています。

08大雨の警報の基準が下げられているのはなぜ?

大きな地震のあとは、川の堤防や護岸が傷んでいることがあります。そのため気象庁は、熊本県の一部の市町村で、大雨に関する警報等の発表基準(流域雨量指数基準)を通常の7割に下げる暫定的な運用を、8月4日から行ってきました。基準を下げると、いつもより少ない雨でも警報等が出やすくなります。

9月29日の発表では、河川の構造物の状況などを確かめたうえで、熊本市、宇土市、美里町は通常の基準に戻しました。八代市西部、宇城市、氷川町は引き続き暫定基準です。ポータルサイトには、土砂災害や高潮に関する警報の暫定的な運用についての発表も載っています。今後また見直される場合があるので、雨が降るときは市町村と気象台の最新の情報を確かめてください。

09道路や鉄道の復旧はどこまで進んだ?

10月5日の資料によると、高速道路では南九州道の八代ジャンクションから八代南インターの1区間が橋の損傷で通行止めです。妙見第一橋は断層のずれの影響を大きく受け、通行止めの解除は令和10年末ごろの見込みと書かれています。九州道は一般車両の通行が8月14日に確保され、川田橋付近は対面通行です。4車線に戻すのは令和9年末を目指して工事が進められています。

都道府県道などは熊本県の1区間が落石で通行止めです。国道3号と国道57号のアクセスは確保されています。遠くから被災地へ向かう人は、道路の情報を出発前に確かめてください。

鉄道は、新幹線で運転を見合わせている路線はありません。在来線では、JR九州の鹿児島線の宇土駅から八代駅の間と、肥薩おれんじ鉄道の八代駅から肥後田浦駅の間が見合わせで、バスの代替輸送が行われていました。資料には、前者は10月10日に運転再開の予定、後者は10月中旬の運転再開を目指すと書かれています。これは10月5日時点の予定なので、現在の運行は各社の案内で確かめてください。

10国や県はどんな支援をしている?

11予備費の使用8月4日に242億円
222つの指定8月7日に特定非常災害と激甚災害
33支援法の適用8月10日に公表
44パッケージ8月27日に決定

主な国の動きは次のとおりです。

日付内容
7月28日熊本県の10市10町1村に災害救助法の適用を決定
8月4日242億円の予備費の使用を決定
8月7日特定非常災害と激甚災害の指定(閣議決定)
8月10日被災者生活再建支援法の適用(熊本県)を公表
8月27日被災者の生活となりわい支援のためのパッケージを決定
9月15日激甚災害に新たな適用措置を追加する政令を閣議決定

特定非常災害の指定により、運転免許のような許認可の期限の延長や、届出が遅れた場合の免責などが使えます。免責の期限は令和8年11月27日です。心当たりのある人は早めに担当窓口へ相談してください。

罹災証明書については、宇城市と八代市でオンライン申請が導入されたことも資料に書かれています。使える支援は住まいの被害の程度や地域によって違うので、お住まいの市町村の窓口で確かめましょう。

11被災地の外に住む人が確認すること

読者

遠くに住む私にできることは?

家の備えを見直すことと、支援は公的な窓口で確かめてから動くことです。

そなえ
最新の情報市町村と気象庁
家具の固定地震への備えを見直す
水と食べ物家にある量を確かめる
  • 市町村の案内と気象庁の情報を確かめる
  • 家具の固定など地震への備えを見直す
  • 水と食べ物の量を確かめる
  • 被災地の支援制度は市町村の窓口で確かめる

気象庁の説明にあるとおり、大きな地震は日本のどこでも起こり得ます。今回の資料でも、断水は水道の本管が直るまでに8月28日までかかっています。すぐに水が届かない期間があり得ると考えて、家の水の備えを見ておくと安心です。

被災地に向けて何かしたいと思ったときは、現地の負担にならない方法を公的な窓口で確かめましょう。災害ボランティアについては、活動の状況が時期によって変わるので、熊本県や市町村の情報を見てから動いてください。

12確かめる先・相談先

  • 被害の数字:内閣府「令和8年熊本地震による被害状況等について」
  • 地震の回数や見通し:気象庁「令和8年熊本地震 ポータルサイト」
  • 許認可の延長や相談窓口:総務省「被災された方へ」、きくみみ熊本 0120-091-110
  • 住まいや支援金:お住まいの市町村の窓口
  • 健康の不安:医療機関や市町村の保健の窓口

よくある質問

令和8年熊本地震はいつ起きましたか?

令和8年7月28日16時27分に発生しました。マグニチュードは7.1(暫定値)で、最大震度は7です。

亡くなった人は何人ですか?

内閣府の資料では、10月5日12時時点で38人です。速報のため変わることがあります。

今も避難している人はいますか?

10月5日11時30分時点で、避難所28か所に1,288人です。

断水は解消しましたか?

水道本管の応急復旧は8月28日に完了しました。ただし宅地内の配管や井戸は個別の対応が続いています。

これからも大きな地震はありますか?

気象庁は、地震の多い状態が当分続くとしています。最大震度5弱程度以上の可能性は低くなったとしていますが、日頃からの備えを呼びかけています。

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出典(11件)

公的機関などの資料をもとに編集部がまとめました。専門家の監修は受けていません。

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